参拝も終わり、ちょっとお腹が空いてまいりましたのでお昼にしましょう。


二人とも同じオーダーです。もうでそば、デザートにもうで餅と抹茶のセット。


もうでそば   もうで餅と抹茶


醤油味のほんのり効いたお汁に、大根の細切り・青葱の小口切りが乗ったあっさり目のそば。

もうで餅は、玄米粉が塗された柔らかいお餅でこしあんを包んだ素朴な味が私好みでした。

(お土産で買っちゃいましたもの)


お腹も満たされ、本当に最後の最後の観光。

大斎原へと向かう途中にも、やっぱりヤタガラス。

やっぱり赤に黒の配色がベストだよね、と友達と話しながら、時折立ち止まってパチリ。



ヤタガラス 1  ヤタガラス 2



入り口を間違えて引き返す一幕もありましたが、もう時間に完全な余裕がありましたので

熊野の地を歩くこと自体を楽しみつつ、大鳥居目指して歩いてゆきます。


真っ直ぐな一本道の先。どーんと聳える大鳥居。何もかもが清々しいですね。



大斎原 大鳥居   大斎原 看板


そうそう。一日目最初の闘鶏神社から幾つもの神社・仏閣を巡ってまいりましたが、殆どの

手水場に龍が鎮座召されておいででしたね。最後の最後にもお逢いできて嬉しいです。



龍神の手水


大斎原の大鳥居を潜った先は、鬱蒼と茂る木々の間を歩いていくこととなります。

その先に野原が広がり、ここに昔…そう、ヒノエが別当として采配を振るっていた頃に

ここに足繁く通っていたであろう本宮が存在していたのだろうと、思いを馳せつつ石の祠を

眺めていました。


確かに大鳥居へ真っ直ぐ伸びた道の左側に土手らしきものがあります。

田畑の畦道の先に立入禁止の札が施された柵があるように見えましたので、もちろん確認はして

いませんが、きっとその奥に熊野川が流れているのでしょう。

怨霊騒ぎで本宮に行けないというエピソードはこんなところも関係していたのでしょうか?

現本宮で昔の本宮の図がありましたが、川に囲まれたあの立地では致し方ないと思われます。


と、遙かな話にまで発展してしまった物思いも、そろそろバスの時間だということで現実に引き戻され

私達は全ての予定をクリアし、紀伊田辺へと戻るバスに乗り込んだのでした。