新品の万年筆

 

インクカートリッジを取り付けて、待っているところだ。

 

新品はなかなかインクが出てこないらしい。

押してみようかと

じれた思いだが

 

汚くなるのも

いやだなあと

あと30分くらい

1時間くらい

待ってみようか。

 

 

おいてある。

 

 

 

書いてみたよ

いまちょっと。

 

そしたらね。

でたーーー

 

 

月に最初に着陸した人のような気分になった

 

 

初めての万年筆

 

初めてかどうか。

 

この万年筆とわたしは、初めてだ。

 

 

以前あったと思う。

父親から、万年筆ってどんなもの、と聞いて

見せてもらったことがある

 

使えばいいのに

大事にしまってあって

 

万年筆とはこういうものだ

と披露してもらった

 

その中で

 

わたしがもらってもいいというようなものを

もらった

 

古い万年筆

 

ちゃんと使えば

書けるはずという

 

やってみたけど

 

古いものというのは古いものなんだ。

 

 

書けたよ

ちょっとは書ける

でも

すらすらーーというものではなく

 

楽しみで書く、という感じ。

 

日記とかね。

 

 

あのころは

日記を、万年筆で書いていたんだなあ

 

今もどこかに隠し持っているけれど

日記をもう、うんじゅうねん

10年は書いていると思うなあ。

 

これも、一種の日記で。

以前は夜、書いていたのだが

いまは、もっぱら朝に書いている

 

 

それでも

パソコンだけでなく

紙とペンで

書くのが好きだ

 

 

万年筆は

もらってきたものは

古くて、インクを入れるのが大変ということで

 

あのあと

暫く使っていなくて

 

今はいずこに。

 

そして

新しい万年筆を

購入したときも

あったと思う

 

 

自分用の万年筆というのは

 

書くために

手に入れるのは

 

今回が初めてかな。

 

ヘンな自問自答になっているけど

これは

書くための文具だ

 

書こうと思うことがあって

この万年筆を手に入れたのだ

 

まあたらしいこの万年筆に

 

インクカートリッジを差し込んでみた

 

万年筆は最初、インクが出てこない

 

ということは

なんとなく、知っていたのだが

 

やはり

出てこない

紙をペン先がこするだけで

 

インクが。。。。

 

なんかやってみたくなるが

 

まずはネットで調べて

 

 

インクカートリッジの腹をおさえるという方法もあるみたいだが

 

30分くらい

もしくは、1時間は、待ってみようか。

 

 

いつもせっかちだから

 

大抵は、何かやってしまうのだが

 

たまには、ちゃんと待ってみよう。

 

 

でもときどき、

蓋をあけて、書いてみようと

 

こすりつける

いくらこすっても

 

そしてまた待つ

 

 

もう一度やってみよう

こすります

 

これを何度か繰り返した

 

また、やってみようか

 

書いてみようか

しゃー

 

とそのとき

線が見えた

 

あれ、出たカモ

 

書ける

 

この時だ

 

月面着陸した人の気持ちになった。

 

 

うおおお。

書けています。

 

乗った。

 

月に足を着けることができました

というのと同じ気分だ

 

やりましたね。

 

 

そんなにすごいことか。

 

 

これで書けるようになった。

 

30分くらいは待ったと思う

30分以上かもしれないが、1時間以内である。

 

それくらい、待ってみて良かった。

無理やりやらないことが

大事だと思う

 

線を3本書いて満足していたところだったが

 

 

もう少し書けるかどうか

試し書きをしよう

 

ノートに書いてみよう

 

書けるかな

 

まず最初のことばは。。。

 

うちゅうじんです。

 

と書いてしまった。

 

なんと。

だれが、

どこのだれが

うちゅうじんなんですか。

 

 

ペン先が、書いたことばは

 

うちゅうじんです、

だった。

 

 

結構かけます

 

すらすら~っとかけます

 

なかなかいい感じです。

楽に書けます。

軽いし。

 

イイ感じ。