夜、自動車で走っていたら、
やぎが、車のまえに、ひょこひょこと、出てきたでしょ。
暗闇のなか、時速50キロくらいで走っていたら、なにかがみえる、と思って
やぎには、発光するもの、なにもついていないから、車のライトがあたるまで、見えない。
あれっ、と思って、止まったら、しばらく、車のまえに佇んで、ちろちろっと、わたしの方をみて
しばらくしてから、草むらの方に、移って行ったので、わたしも発進した。
たとえば、あれを、何かのメッセージと読むなら。
迷える子ヤギ。
その1 迷える子ヤギちゃんのような人たちを、自分なりの方法で助けてあげてください。
その2 いまあなたは、迷える子ヤギちゃんかもしれませんが、あたたかく待っていてください。
とか
迷走する子ヤギ。
迷走=瞑想。
瞑想しましょう。とか。
おうちが分かんなくなって、かわいそうなの? と思ったけど
あした、やぎじるにされてしまう、って、ご主人様の目をみて気づいたのかもね。
やぎ、と書いてある看板があって
最初のころは、なんで、やぎ、って書いてあるんだろう、という感じで意味が分からなかったんだけど
ほんとに、やぎ、としか書いてないのよ。情報として、簡潔すぎる。
いまは、わかるよ。しばらくすると、わかる。
やぎじる。
いちどだけ、こちらに来てから食べたけど
食べられるかと聞かれることが、よくある。
独特の、味とか香りなのよ。
負けず嫌いな性格なので、食べられるか、と聞かれると、
つい、もちろん食べられますよ、と答えちゃうところがあるけど
こんどから、ヤギちゃんと、目があってしまってから、食べられなくなった、と言おうかな。
「わたしゃーやぎじるにはなりませんよ」by こどもたちの遊び相手のヤギ。
(子ヤギじゃない)