突然、空気中に、黄色い、やわらかそうな、ブヨブヨとした物体が、浮かんでいるのを発見したら

 

なにか、悪いものではないか、と思う人が大半なんじゃないかって。

 

細菌ではないかとか

宇宙からわるい存在がやってきたとか

寄生されるんじゃないかとか

 

というのを、この間、とある本で読んだ。

 

それは、これまでに見たことのないような、想像を絶するもので、

なんだか、判断がつかない。

判断のつかないものは、わるいものなんじゃないかと、いったん悪いものの方に考えがいく傾向があるらしい

 

弁護士の仕事をしているときは

勝ち負けとか、将来の見通しを出した方がいいような案件のときは

できるだけ、起こりうる、未来を想定して、

 

経験上、

いちばん、わるい結果だと、こんなくらいで、

いちばん、いい結果だと、こんなくらい、でしょうね、と話すことにしている。

幅をもたせて、想像する。

 

もちろん、やるときは、イチバンいい結果をめざしてやるんだけど

リスクとしていちばん負けるとこんなくらい、ってのを検討してもらって、

それでもやりますか、と聞いてからやる。

 

これはウチワのはなし。相手に対しては、こちらは勝つつもりでいると伝える。

負けるところまで想定しているんでしょ、と聞かれても、いえいえ、本件はもっと強気に考えています。

 

どの辺まで想定しているか、相手方には分からない。

言わなきゃわからない。

 

みんなが、テレパシーとか使うような世の中になってきたら

お互い、意思疎通がはやいかもね。

そういうところで、勝ち負けを、競わなくても、さっさとけりをつけましょう。になるかもね。

 

AI が、 発達してきたら、どうやって、自分の仕事を続けていくんだろう、がテーマになってる。

AIも、テレパシーとか、相手の心を読んだりする分野に、入っているかもね。

よくあるじゃん、しぐさとか、どういう態度をとると、実はどういう意味なんだ、っていうような心理分析みたいの

 

予想がたつと、実際に争わないでいいから、その予想の結果に基づいて解決しましょう、というのがありうるかもね。

 

裁判所の判例とかあるのは、実際、裁判やらなくても、裁判やったらこういう結果になるから、争わずに解決しましょう、という意味があるんだよね。

 

裁判でも戦争でも、やる前に結果が分かったら、やらなくていいんじゃないかしら。

 
 
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