弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
私ごとですが、出張帰りに荷物を棚に上げる際に左手の小指を打撲しました。
腫れ上がって2週間、まだ動きません。
このまま小指が動かないようであれば、労災であれば後遺障害が認定されるような状況です。
ところで、労災や交通事故の後遺障害の認定基準は、不断に見直しが行われています。
手指に関していえば、以前は、親指・人差し指の役割を高く評価し、小指の役割を低く評価していました。
その結果、人差し指の機能障害は重い後遺障害として給付金が出る一方で、小指の場合は後遺障害が低い・認定されないこともありました。
しかし、実際、今回ケガをして実感したのは、パソコンのキーボードが押せなくなったことです。
QWERTYキーボードの場合、「a」=母音あ、という重要な入力作業がやりにくくなるだけでなく、「半角/全角」「Tab」「Fn」など大腿不可能なキーボード入力ができません。これはオフィス作業をする人間にとっては致命的です。
また小指は、料理など日常的な家事でも使っていることがよく分かりました。
そうすると、小指の後遺障害認定基準はもっと高くても良いと思います。
労災・交通事故後遺障害の認定基準は、最近も、醜状について男女差の是正が図られるなどしています。
こういった行政基準についても深く注意していきたい。