弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
東京高検の検事長の賭麻雀と辞職をめぐり、世間では「懲戒免職だ」という声が強い。
しかし、この問題の本質は、賭麻雀ではありません。
再三、力説してきたように、問題は、検事長の定年延長をすることの是非です。
問題1
内閣や安倍首相が、都合の良い検事総長にするつもりで特定の検察官の定年延長を、法律の根拠もなく行ったこと
(法律違反)
内閣や安倍首相が、都合の良い検事総長にするつもりで特定の検察官の定年延長を、法律の根拠もなく行ったこと
(法律違反)
問題2
法律の根拠もなく行ったと批判を浴びたので、それを後づけるために、検察庁法を改定しようとしたこと
(三権分立違反)
法律の根拠もなく行ったと批判を浴びたので、それを後づけるために、検察庁法を改定しようとしたこと
(三権分立違反)
問題3
検察庁法改正が失敗するや、肝いりだった検事長が賭麻雀がクローズアップして、辞職したこと。
本来なら、懲戒も含めきちんと調査をしてから処分が決まるはずなのに、政治・内閣の都合が優先しました
(司法を政治に巻き込んだ)
検察庁法改正が失敗するや、肝いりだった検事長が賭麻雀がクローズアップして、辞職したこと。
本来なら、懲戒も含めきちんと調査をしてから処分が決まるはずなのに、政治・内閣の都合が優先しました
(司法を政治に巻き込んだ)
つまり、「司法の独立」が無視されたのです。
ところが、今テレビは、賭麻雀の問題だけに矮小化されています。
これは大きな間違いです。
悪いのは、賭麻雀(だけ)ではないのです。
この間、全国の全ての弁護士会が、検察庁法改正案に反対しました。
それほど、一連の事件は、「司法の独立」を踏みにじるものだったのです。
それほど、一連の事件は、「司法の独立」を踏みにじるものだったのです。
ここで、残念なのは、マスコミに登場する弁護士がひどいことです。
テレビによく出てくる弁護士(維新の会のH弁護士など)は、懲戒しなかったことにのみ文句をつけています。
しかし、こうしたお茶の間弁護士の多くは、司法の独立を踏みにじった検察庁改正案は賛成していました。
テレビによく出てくる弁護士(維新の会のH弁護士など)は、懲戒しなかったことにのみ文句をつけています。
しかし、こうしたお茶の間弁護士の多くは、司法の独立を踏みにじった検察庁改正案は賛成していました。
皆さんには、ぜひ、ことの本質は、三権分立・司法の独立という、重要な問題であることを理解してほしい。
弁護士として、ぜひ、しつこく言いたい。
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