弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
厚生労働省が「非正規労働者」という言葉を使うな、と庁内メールを出していたそうです。
「非正規」労働者は、正規労働者に対立する概念です。
たとえば、
・パートタイマー、アルバイト
・短時間職員
・有期雇用労働者
・派遣労働者
・請負労働者
などです。
・パートタイマー、アルバイト
・短時間職員
・有期雇用労働者
・派遣労働者
・請負労働者
などです。
このような労働者は、雇用契約上の地位が法律上も不安定です。そのため、「非正規」労働者といわれます。
厚生労働省は、「非正規」という言葉がネガティブなのでつかうべきでないと言っています。
大間違いです。
言葉を使わなければ差別や格差がなくなるわけではありません。
表面的なごまかしにすぎません。
表面的なごまかしにすぎません。
それは、「いじめ」という言葉をつかわなくなっても「いじめ」がなくならないのと同じです。
もちろん、安倍内閣は、働き方改革国会において、「非正規という言葉をなくしたい」と言っていたので、それを受けての厚労省のメールだったのかもしれません。
こういう言葉遊びは、絶対にやめろ、と言いたい。