日本の労働時間 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
「働き方改革」法の制定で、1か月あたり100時間未満などが残業の上限として法定されました。
1週間に直すと、だいたい20時間以上の残業禁止です。
1週間の法定労働時間が週40時間なので、40+20=1週間あたり60時間以上働いてはいけない、というのが日本の労働時間規制になります。
 
この日本の法定労働時間は、国際基準と比べるとどうなるか?
考えてみましょう。
 
ILO(国際労働機関)の報告では、長時間労働とは「残業を含めて週48時間を超える労働」と定義しています。
同じく、日本で規制対象となる週60時間を超える労働は、「超長時間労働」と定義されています。
 
国際的には、日本の残業規制・労働時間規制は、超長時間労働というとてつもなく長い労働時間でなければ規制しない、というものです。
 
働き過ぎという自覚を持たなければいけません。