弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
アスベストが原因で健康被害を受けた京都府内等の建設労働者らが国と建材メーカーを訴えた裁判で、大阪高裁は8月31日に、国と企業の責任を認める判決を言い渡しました。
京都建設アスベストです。
国は、防じんマスク着用等の懈怠責任が認められました。
建材メーカーも、責任が認められました。
今回の訴訟では、さらに、労働者ではない、一人親方に対しても賠償責任を認めました。
これまでは労働者しか救済されていませんでしたが、その範囲が拡大しました。
画期的な判決です。
最大の広がりを持つ公害・労災として、国と企業がアスベスト被害者に責任を持つ制度を作るべきというのが、ながらくアスベスト裁判に取り組んできた私の意見です。