弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
お正月だったか、日経新聞に、フリーランスの語源が載っていました。
「フリーランスの語源は中世ヨーロッパにさかのぼる。ランスは騎兵が使う槍(やり)のこと。フリーランスは主君を持たず、契約にもとづいて戦う騎士を意味した。特定の会社に属さない独立自営の人を指すこの呼び名には、勇ましさやたくましさをたたえる響きがあるわけだ。」という書き出しで始まっています。
「フリーランスの語源は中世ヨーロッパにさかのぼる。ランスは騎兵が使う槍(やり)のこと。フリーランスは主君を持たず、契約にもとづいて戦う騎士を意味した。特定の会社に属さない独立自営の人を指すこの呼び名には、勇ましさやたくましさをたたえる響きがあるわけだ。」という書き出しで始まっています。
ヤリをもった騎士、日本でいえばサムライ。
たしかに、弁護士などの士業(サムライ業)は、完全に独立した自営業者として、自分の才覚などで働くことが可能でしょう。
しかし、構内下請けやSEなどは、自営業者といいつつも、じっさいには、会社から言われるまま働かされることが多い。「フリーランス」には当てはまらないようなケースが多い。
それを「雇用的自営」などともよびます。
しかし、いま日本では、労働法の規制を回避するための、フリーランスがどんどん増えていき、政府も働き方改革でそれを後押ししています。
ヤリやカタナをもって、満身創痍になって死ぬまで働く戦士を増産することにならないか、不安がいっぱいです。
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