8時間労働の発祥地 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
このブログでは、再三、8時間労働のことを書いています。
 
そこで、クイズです。
日本で最初に8時間労働が制度として実現したのは、いつ、どこでかご存じでしょうか?
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答え。
1919年の神戸です。
 
1919年(大正8年)、神戸の川崎造船所(今の川崎重工業株式会社)の本社工場の労働者たちが、労働条件の改善を求めた要求を会社に提出し、サボタージュ争議を始めました。
この争議は、会社が8時間労働制などを提示して解決しました。その後、他の工場も含めて8時間労働制が、制度として実施されたのです。
 
当時は、ロシア革命(社会主義革命)の影響など、第1次世界大戦後の大正デモクラシーが高揚した時です。
99年前の出来事です。来年は100周年の記念すべき年です。
 
神戸駅近くのハーバーランドに、「8時間労働発祥之地」の碑(写真)が建てられています。戦前の労働運動の金字塔といえるでしょう。

(神戸市webから)