「やんちゃ」な被告人 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
1 重大な被害結果をもたらした刑事事件でのこと。
 
被告人の友人からの電話
「彼は、昔やんちゃなことしていたけど、今はそんなこと、しはらへん」
そのあと、接見室にて
弁護士「昔やんちゃしてたって聞いたけど、何かしたの?」
被告人「覚せい剤してました」
弁護士「それって、やんちゃ?」
 
2 別の事件(覚せい剤の自己使用)でのこと。
 
被告人と接見室にて
弁護士「前科があると今回の刑も重くなるけど、前科はあるの?」
被告人「昔やんちゃして人を刺した」
弁護士「それって、やんちゃ?」…
 
弁護士になって間もないころだったか、立て続けにありました。
耳を疑いました。
自分は「やんちゃ」の言葉の意味を間違えていたのだろうか、と。
ためしに広辞苑を調べると、
【やんちゃ】子どものワガママ勝手なこと、
でした‥
 
関西弁(神戸弁)で
【やんちゃ】=犯罪
というわけでもありません。不思議な話です。
 
言葉をストレートに受け取るには気をつけないといけません。
きちんと聴き取りをすることは本当に大事