不当解雇を裁判で争いながら、雇用保険(失業保険)を受け取る方法 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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こんにちは、弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
私が所属する兵庫県弁護士会には、
 
ヒマリオン
 
という、弁護士バッジのヒマワリをモチーフにしたゆるキャラがいます。
広報?のため、ヒマリオンのボールペンも製作しています。
 
 
このボールペンはヒマワリの先がとがっているので、「ペンを押すと痛い」という難点があります。何とかならないでしょうか。
 
解雇を争う場合、失業保険は、仮給付の手続きをとる
 
さて、不当解雇を争う場合、失業保険を受け取っていいのでしょうか?
 
失業保険は離職者に支払うものなので、失業保険を受け取るのと不当解雇が無効であると主張することは矛盾しそうです。
 
そして、そのように主張する会社(と弁護士)もたまにいます。
 
こういうときには、仮給付(条件付き給付)という手段があります。
 
裁判所で事件係属証明書を受け取ったり、受付印付きの訴状コピーをつけてハローワークに提出すると、仮給付の手続きに切り替えてくれます。
 
途中から仮給付に切り替えることもできます。
 
事件解決した後の処理
 
裁判で勝って復職したら、失業保険の返金手続きをとります。
 
もし、復職しない方向で解決する場合は、失業保険・仮給付をどうやって処理するか決めたうえで会社と和解するなどしましょう。
 
これはすこし専門的なので、依頼した弁護士などに相談すると良いです。