会社をやめるのは自由(その2)-ブラック企業を「撃退」しよう | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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こんにちは、弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。

 

ブラック企業になると、退職させないようにいろいろ脅しを使ってくるところがあります。

 

退職の自由を制限するのです。

 

脅し文言の一番いい例は、「辞めたら損害賠償する」です。

 

 

 

 

ホントに損害賠償してきた企業!

 

単なる脅しならまだしも、本当に裁判を起こしてきた会社があります。

 

しかも、この会社、店長が横暴で従業員のお金をとっていたんですね。

 

そんな会社を辞めたくなるのは当然です。

 

ところが、

 

お前がやめたせいで店が営業できなくなった

 

といって数百万円の損害賠償訴訟を起こした会社があったのです。

 

違約金などの誓約書を書かせ、それも根拠にしていました。

 

ご本人も、まさか本気で損害賠償してくるとは思っていなかったので、不安がっていました。

 

しかし、退職の自由は法律で保障されています。

 

私が代理人として引き受け、会社の損害賠償請求を認めない、という判決を勝ち取りました。

 

ブラック企業には損害賠償をさせました

 

しかし、会社の請求を棄却しただけでは不十分です。

 

ブラック企業には制裁が必要だと考え、反対に慰謝料請求をしました。

 

そして、見事に裁判所に慰謝料を認めさせました。

 

ブラック企業に完勝です。

 

冷静な対応と弁護士

 

実際に会社から裁判を起こされたら慌てると思います。

 

しかしそこは冷静になるのが大切です。

 

この方は、弁護士に頼んだことによって、むしろブラック企業を返り討ちにできました。

 

爽快感が残った事件です。