民法の条文(2020年4月1日施行予定) | 司法試験で検証してみた仮説 弁護士が語る勉強法+α

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受験生時代にセオリーを無視しがちだった弁護士が、自分の体験をもとに若干変わった勉強法その他を紹介します。

1 施行日
昨年2017年に改正された民法は、施行年月日が2020年4月1日に決まりました。
法務省:施行期日について


上記のPDFファイルは、法務省のページに載っています。
改正の概要や説明資料も載っています。
(法務省:民法の一部を改正する法律(債権法改正)について)


法務省作成の概要(↓)を図にしました。
http://www.moj.go.jp/content/001242837.pdf


2 条文(改正民法)
法務省のページには新旧対照条文が載っています。
民法の一部を改正する法律(債権法改正)について
改正していない部分も含めた、施行予定の全条文は「e-Gov法令検索」に載っています。

http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail/129AC0000000089_20200401/0?revIndex=4&lawId=129AC0000000089

(「別画面で表示」の場合)


たとえば「第二節 意思能力(第三条の二) 」という項目が加わっています。
今後、備忘録を兼ねて施行予定の民法について、テーマ「民法(債権法)改正」で条文を挙げていこうと思います。


3 参考文献・資料
(1)無料で公開されている資料
・法制審議会民法(債権関係)部会資料

上記1と同じく法務省のページにあります。
研究者や実務家の専門的な議論による、改正法案ができあがるまでのプロセスが読めます。
ただし、ものすごく多いです(1回あたり数十ページの議事録×99回+大量の資料)。
・国会の会議録
(会議録検索システム)

http://kokkai.ndl.go.jp/
①会議名:法務委員会
②検索語
→「民法の一部を改正する法律案(内閣提出、第百八十九回国会閣法第六三号)」または「民法の一部を改正する法律案(第百八十九回国  会内閣提出、第百九十三回国会衆議院送付)」
あたりで出てくる会議録で読めます(多少例外はあります)。
・国会の動画
衆議院及び参議院の「インターネット審議中継」です。
(衆議院)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

(参議院)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

動画で視聴できるので、自分で読むより負担が少ないです。
※「読む」以外のインプット方法については、以前の記事で説明したことがあります。
(テープ・音声データ)
https://ameblo.jp/bengoshibenkyou/entry-12063533451.html
(法務省発表資料)
https://ameblo.jp/bengoshibenkyou/entry-12071828708.html
※動画の公開期間は限られているようです。

(2)市販の文献
いろいろあります。
ア しいて一冊に絞るとしたら、立案担当者である法務省の職員が書いた本です。


イ 私が一部執筆した、加除式の本もあります。
(最新 債権法の実務、新日本法規)
(編集代表/岡正晶(弁護士・元法制審議会民法(債権関係)部会委員))
http://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_0644.html

4 記事の内容について(注意点等)
(1)「2020年4月1日施行予定」「現行」といった表記
2020年4月1日施行予定の、平成29年改正法の記事は施行後も残す予定です。
あくまで記事の作成時点において、「◯条(2020年4月1日施行予定)」としています。
平成29年改正法によって変更される条文についても同様で、施行前に作成された記事では「現行◯条」とします。
施行後に表記を変更する予定は特にありませんので、ご注意願います。
(2)「同上」という文言等(新旧対照条文)
記事では、法務省の新旧対照条文を参考にします。
縦書きを横書きにする関係で、
①「同上」という文言は「同左」とすべきかもしれませんが、特に変えていません。
②縦書きの傍線は、横書き下線にしています。
③漢数字の一部(五百八十八条等)はアラビア数字にします。