こんにちはニコニコ

 

東京は昨日、また急激に気温が下がった日でしたね。

たまたま桜の多い地域へ出かけたのですが、お花見をする方々、入学式の親子の方々でとても混んでいました。

 

今年は桜と入学式が重なった方が多かったかな~。

おめでとうございます飛び出すハート

 

 

 

 

 

さて、アカデミー賞を受賞してから公開されることになった映画「オッペンハイマー」を観てきました。

 

 

画像お借りしました

 

 

 

あらすじはこちら↓

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「ダークナイト」「TENET テネット」などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。

第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。

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映画.comより

 

 

3時間を超える大作ですので。

体調を万全(眠くない日)にして映画館へ行かねば!と思って、なかなか行けずにいました。

 

ネタバレしない口コミを見たところ、こちらで予習をしておくといい、とあり、そうしました。

 

 

↑こちらに映像は残っていません

別の動画サイトにありますが、紹介していいものかわかりませんので、自己判断でお願いいたします

 

 

原爆を開発したとして原爆の父と呼ばれるJ・ロバート・オッペンハイマー。

(実際はブラックホールの研究でも有名だった)

 

映画は、原爆の開発過程と、実際は、その原爆がもたらした結果に動揺し葛藤するオッペンハイマーが、その後の冷戦時に水爆の開発に反対したことから、密室での公聴会にてコミュニストかどうか、国家機密にアクセスする権利をはく奪するかどうかという点に多くの時間が割かれています。

 

この方、ハーバードを飛び級の首席で卒業し、ケンブリッジの大学へ留学。そこで孤独などから精神を病みますが、出会ったデンマーク人の理論物理学者ボームから、”実験主体の化学ではなく、理論主体の物理学へ”と勧められ、ドイツのゲッティンゲン大学へ留学した、まさに天才肌の人。

 

ケンブリッジに留学しているときに、象徴的な意味での演出だと思いますが、目の前に原子が動いてる様子が見える場面があります。

本当に天才の人って、ひょっとしたら頭の中にこういうものが見えて(理解できて)しまって、イメージとしてどうなる、と捉えられるのに論理的にそれが証明できないもどかしさで精神を病んでしまうのだろうか?と凡人の私は思ったりしました。

 

 

私の感想としては、この映画は、原爆の良し悪し(良いわけはない)とかではなく←劇中では、ドイツ降伏後、敗戦濃厚な日本に落とす意味があるかとの意見に、”戦争を終わらせ、Boys(兵士たち)を家に帰すことができる”と原爆投下の理由が述べられている 

一人の、あまりに優秀な科学者として何かをなし得たいという欲と、そのものがもたらした想像を超える結果によって引き起こされた倫理観と良心に苦しむ、結果政府に裏切り者の烙印を押される様を描くヒューマンドラマなんだ、と思いました。

 

 

劇中には印象に残った言葉がたくさんあります。

 

また、何度もヒロシマやナガサキという言葉が出てきて、そのたびに心が痛む思いがしました。

 

ただ、実際の広島や長崎の映像は出てきません。

(その点で色々と批判があった模様)

 

 

その後の戦争(朝鮮、ベトナム、中東など)では思うような戦績を挙げられていないアメリカでは、この第二次世界大戦は最後の栄光の戦争としてアメリカ人が誇りに思うものなんだそうです。

 

 

 

 

なぜ今この映画なのか。

なぜ今オッペンハイマーなのか。

 

 

再びアメリカが大国の脅威と対峙する今、アメリカ国民自身がこの映画を見てどう感じたのか、どう今後に生かしていくのか、見終わった今、一番そこに興味があります。