11-12シーズンを締めくくる | Gardianinho~polisherman diary~

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サッカー・長万部・モノ


最終節、サンダーランド戦。

1-0で勝利したユナイテッドは、この時点ではプレミアを制覇する位置にいた。

シティはジョーイ・バートンが退場したQPR相手に、30分間1点も返せずに焦っていた。

しかし勝利の女神は赤ではなく水色に微笑んだ。

ロスタイムに挙げた二発で、シティは44年ぶりにリーグ制覇を成し遂げたのである。

そして、ユナイテッドは久々の無冠が確定した。




今年のユナイテッドは苦難続きであった。ネマニャ・ヴィディッチを負傷でシーズン後半全てを欠くことになり、CLでは楽なグループといわれながら久々に敗退した。

今年のユナイテッドは決して悪い出来ではない。しかし何も得ることはできず、最悪の結果となってしまった。その原因を考えようと思う。


今シーズンの主な補強は左サイドのアシュリー・ヤングとレンタルバックのボランチ、トム・クレバリー、ポリバレントなディフェンダーのフィル・ジョーンズ、そしてファンデルサールの後釜にアトレティコから獲得したダビド・デ・ヘア。

開幕して数試合ではボチボチの活躍だった。ヤングはアーセナル戦を始め素晴らしいゴールを奪っているし、クレバリーもスコールズの後釜としていい働きぶりだった。

そしてルーニ―もスコアラーとして活躍し始める。デ・ヘアの出来が不安定であったが、決して悪い要素ばかりではなかったというのは間違いない。


しかし、シーズンオフにスコールズやオシェイ、ネビルと勝利の味を知っているベテランが次々と去った影響は小さくなかった。

若いチームはホームのマンチェスターダービーで惨敗し、CLでも上手く勝ち点を稼げずにいた。


これは経験の欠如を示していたし、今年のユナイテッドの不安定ぶりが良く表れていると思う。


前半戦はデ・ヘアの不調、経験の欠如、そしてルーニ―以外の得点源のなさがチームの不安定性の要素となっていた。


そして折り返しの時にヴィディッチ負傷という最悪の結末を迎える。

代わりに入ったエバンスはユナイテッドに加入して以来最高のパフォーマンスでチームを牽引した。去年まで放出リストに載っていた選手とは思えないほどである。
しかし、ファーディナンドの衰えが目立ってきた。スモーリングはセンターとサイドの両方で奮闘したが、それでもヴィディッチの不在は大きかった。フィル・ジョーンズも若さ故のミスも目立ち始め、ヤングも調子の波が激しく、歯車が狂いだす。


それを救ったのがポール・スコールズの復帰である。クレバリーがケガがちでフレッチャーも長期離脱。セントラルミットフィルダ―の層の薄さを解消し、チームに落ち着きをもたらしたのがスコールズである。


ELでビルバオにボコボコにされたが、それでも悪いことだけではなかった。バレンシアが素晴らしいパフォーマンスを見せ始めてから勝ち点の取りこぼしが減り、ついにシティを抜くことにも成功している。



しかし、ホームのエバートン戦で、チームは最悪のミスを犯した。2点リードしながら残り10分で追いつかれたのである。

これでシティのホームでのダービーマッチを勝ち点3差で迎えなければならなくなってしまった。

チーム状態を見れば、今はシティの方が上である。

粘れなかったユナイテッドはシティに敗れ、首位の差を明け渡してしまった。


エバートン戦で上手くいっていれば、プレミアは制覇していたはずだ。しかし今年を象徴する不安定さが、この試合で完璧に出てしまった。



そして最終節、シティの自作自演によってトロフィーはシティに渡った。これほど後味の悪い結末を迎えたのはファギーも久々だろう。





そしてこの不安定さを来シーズンに向けてどう解消するかである。


GKは、デヘアがプレミアの水になれたので問題ないだろう。特にチェルシー戦でのマタのフリーキックのセービングはチームを救ったプレーといっていいだろう。

DFは補強が必要なのは間違いない。ラファエルが伸び悩む中、マルチロールのスモーリングとフィル・ジョーンズに右サイドバックを任せるのは不安だし、ファビオがレンタル濃厚の状況ではエブラのバックアッパーがいない。それを踏まえると2~3人の補強が必要ではないか。

MFは右サイドに関しては問題ない。絶好調バレンシアにナニがいる。センターはスコールズにいつまでも任せるわけにはいかないので最低1人は補強が必要だろう。左サイドはヤングは波がありカットインが出来なくなる状況になると使い物にならない。パクも下り坂、ギグスは今はセンターハーフであることを考えるとレギュラー格がほしい。獲得が噂される香川はおそらくこのポジションでの起用だと僕は思っている。センターで育てるならクレバリーの価値がなくなってしまうから。

ベルバトフ、オーウェンが退団濃厚であるFWは現状ではルーニ―、ウェルベック、チチャリートしかいない。もう1人くらいは必要だろう。


獲得リストにはアザール、香川、スナイデル、モドリッチ、ムニアインなどがいる。個人的には香川、ハビ・マルティネスあたりが来てくれたらうれしいのだが…

夏のマーケットはこれから。ユーロ、五輪もあることだし楽しみである。