雪洞に泊まってきました。

 

山に行ったり、山小屋に泊まったりしていますが、
中学生の時のキャンプ以来、
テントを張って「野外」に泊まったことはありません。
 
久しぶりの野外泊、雪洞。
 
なお、一緒に行った家族は、
人生初の野外泊が雪洞です。
 
なぜこんな酔狂なこと(笑)をしたかというと、
雪山の講習会のカリキュラムで、雪洞という雪の洞窟を作って、
そこに泊まるという講習がありました。
実際は雪が少なすぎて、かまくらみたいな感じになったのですが。
 
作ったところ。わくわく!
作るのに慣れてなさすぎて、4時間ぐらいかかりました。
 
寒そうに見えますが、雪洞の外にいるよりは寒くなく。
この中で寝たり、食事などもできます。
 
作るのを手伝って下さった超ベテランの方々(ガイド)は、
すごーーく薄いテント(ツエルト)に泊まります。。
 
雪洞より寒いです。もはや修行ですね(滝汗)

今回は、山で遭難して緊急的に雪洞を作ることを想定して
行っているため、寝袋の持ち込み禁止でした。
 
温情で(?)マットの持ち込みはOK
床には100円ショップの銀シートと、エアーマット を敷いて、
空にしたザックに足を突っ込んで寝たら、暖かかったです。
あとは、ガスでお湯を作って、ナルゲンボトルに入れて、
抱いて寝たりしていました。
 
 
他の人は結構楽しんでて、
おでんとか、ステーキを持ち込んで作ってたり。
うーん、楽しそう!
時間はいくらでもあり、
軽くご飯を食べて、夕方6時から9時まで寝て、
起きてまたご飯を食べ、
夜10時から3時まで、合計8時間睡眠。
(寒いせいか、とにかく眠かった)
 
今回、寝る時に敷くマットと、
ガスストーブ、鍋を新しく買いました。
ずっと、山小屋じゃないところに泊まってみたいと思いつつ、
きっかけもなかったので、道具をそろえることもなく。
ドイターさんから貰ったものがあるので、
これで、山で避難小屋泊まりが出来るように(*´▽`*)
ちょっとだけレベルアップした気分。
あとは本当に避難小屋泊まりするかどうか、なのですが。
 
雪洞では、困ったことが1つだけ。
床をまっすぐにしたつもりだったのですが、
微妙に傾いていて、、、、。。
寝ていたら、ある方向にどんどんマットが滑っていって、
起きたら、雪の壁に激突して寝ていました。
端っこなので冷気がすごくて、
このときは死ぬほど寒かった(´;ω;`)
(既に荷物を広げて寝ていたので、床をまっすぐに直す気力もなく。)
 
翌日の谷川岳。途中から雲がとれてきて、綺麗でした。
 
雪山は、白と黒の世界。
息を吸い込んだら、肺の中も浄化されそうな鋭さをまとった空気。
雪山はそういうところが好きです。
 
今回学んだ一番大事なことは、
床は水平に作ろうということです。
野外でテント張って寝ている人はすごい。
 
あ、あと備えはやっぱり大切で。
ガスもあるのとないのとでは大違いで、
(使わなくても)もっていくのがいいのかなぁと。
 
↑気づきのレベルが低すぎますが、
本当に貴重な体験でした。
 
ありがとうございました(*´▽`*)