苦い月 ハネムーンの反対ですね 倦怠期を乗り切るには奥様に女王様になって頂くのが一番 | ありのままにいきたい

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 苦い月といっても訳が分かりませんが、甘い月(honey moon)の反対です。
日本語でハネムーンの反対を何というのでしょうか。
倦怠期?
うまく訳せなかったのか、邦題は赤い航路』(原題: Bitter Moon)となっています。

原作はパスカル・ブリュックネールの小説『Lunes de fiel』をロマン・ポランスキーが映画化したとのことです。

  • ナイジェル: ヒュー・グラント
  • フィオナ: クリスティン・スコット・トーマス
  • オスカー: ピーター・コヨーテ
  • ミミ: エマニュエル・セニエ


私は小説から先に読みました。
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結婚7年目のイギリス人夫婦・ナイジェルとフィオナは、倦怠期にあり、自分たちの愛を確かめるためにイスタンブール行きの豪華客船で地中海クルージングの旅に出ました。
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ディナーで同席したのが、車椅子のアメリカ人作家・オスカーとその妻のフランス人・ミミでした。
オスカーはナイジェルにミミとの馴れ初めを話し始め、パリでの出会い、過激な性生活、車椅子になってからの生活などを語っていきます。退屈な船旅、倦怠期に入った夫婦生活、輝きのない古女房と会話も弾まず、ナイジェルは若いミミの魅力にはまり込んでいきます。
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4人でディナー中に ミミは脚を伸ばして、ナイジェルの股間に差し入れ、逸物を刺激して、それを隠しながら食事するところを楽しんだりしていました。


当然ナイジェルはさらに溺れていきます。
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やらせてくれそうにみえて、そうはいきません。
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夫の心がミミに流れているのをみて、フィオナは落胆し、船内で女衒みたいな男に欺され、こちらも溺れていきます。
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最終的にナイジェルはある犯罪の犯人に仕立てられ、投獄されてしまいます。
フィオナは男について行って、さっさと売り飛ばされてしまいました。
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あとからオスカーが種明かしのような手紙をナイジェルに送ります。
長い退屈な船旅をナイジェルとフィオナ夫婦を翻弄することで、楽しめて、ありがとうという内容でした。
オスカーとミミの退廃的な性行動はm男の身には結構響きました。

ミミに男を責める喜びを教え、逆調教の女王様に仕立てたわけです。
お聖水は毎日だったようですし、命令で列車の垂れ流し便所の排出ホースを舐めさせられたりとか、色々したようでした。
これが小説版でした。

映画はというと、エンディングが全然違います。
オスカーはミミを離すことはできないけれど、やはり分かれなければいけないともがき苦しみます。
一緒の旅行に出かける寸前に搭乗を控えて、ミミの悲しみの表情をみたりもします。
結局は拳銃自殺を遂げます。
小説と映画でエンディングが異なるのは已むを得ないと思いますし、私ならそんな深入りしてしまったら、サクッと逃げの一手をうってしまいそうで、到底感情移入もありませんが、まあフランス出身の若くて抜群のプロポーションで、美しい女優さんがカミソリナイフを突きつけ、車椅子を蹴り倒して、床に転がった男の顔を跨ぎゆっくりと腰を下ろしていくシーンはSMビデオ鑑賞で得られる感激とは次元が違います。