今日も青空、北京よりsatsukiがお送りします。

昨夜、女子10000m決勝が終わりました。
結果は こちら からどうぞ。
結果は結果、メダル・入賞ばかりが取り上げられる報道ですから、記事としてはこれくらいです。
でも、その裏側には数行では表せない出来事がいっぱいありました。

実は7月末に行われていた北海道合宿で、右足中足骨に痛みが出て、一時予定していたメニューを
完全にストップ。
それまでも他の場所に痛みがあり、慎重に慎重に進めての故障・・
正直、もうダメだと思いました。
選手だけの問題ではなく、会社・陸連・JOCその他いろいろなところとの兼ね合いを考えると、
オリンピックに出ると言うことがどれほど大変なことで、その選手を預かっているということが
どれほど大変なことなのか、そのとき初めて重くのし掛かってきました。
悔しさというか、なんというかわからなかったですけど、何回も泣きました。
これはブログには書けないな・・というか、そのとき全く余裕がなかったですね。
冷静に冷静に、何度も自分に言い聞かせていました。

北海道ではようやくjogが朝夕1時間出来るまでに回復。
北京入りして、初めてスピードを上げての最終刺激でした。

最終治療を終えたとき、北海道のときよりずっとずっとよくはなっている、走れる!という感じは
ありました。でも、どの程度走れるか、まったく未知。想像も付きませんでした。

アップはフェンス越しの遠くからしか見えませんでしたが、集中した気合いの入った走りでした。

そしてレースが始まると、夜風が気持ちいい長距離には最適な気温と湿度。
予想通り高速レースに。
日本記録も更新するような走りで、先頭集団に食らいついていきました。
最後はさすがに離れてしまいましたが、それでもすばらしいレースでした。

先頭はなんと15年ぶりの29分台。大会新記録。
歴史的レースを目の当たりにすることができました。

レース後、サブトラで会ったときには、満足そうな最高の笑顔でした。
欲を言えば、痛みなく走らせてあげれたら、もっと記録や順位が・・なんて思いますが、こういう顔が
見られたとき、この仕事はいいものだなといつも実感します。
また頑張ろうって思えます。

    
   超満員のスタジアム“鳥の巣”       聖火が夜空に揺らめいていました。 

さて、オリンピックはまだまだ続きます。
5000mに向けて、新たなスタートです。