帰化販売終了の真相
昨日、今日とマッタリ鬼哭声でレベル上げです:
当然ながら、経験値2倍だとガンガン育ちます。ただし、イベ中で人が多いこともあるのでしょうが、どうも以前より鬼哭声2階が混むようになった気がします。しかも、某対空廃商団幹部の方や、タングンで儒者を出している方など、明らかに対空パーティーのレベル上げ目的で来ている方が多いので、もしかするとしばらく前にこのブログでいかに妖術司令がウマいかをレポートしたせいかも知れません(^^;)。そうだとすると嬉しいのですが、あまり混み過ぎると狩りづらくなりますね・・・。
ところで、最近巷では帰化販売終了の話題で持ちきりです。帰化はIM品の中で最もプレーする上での必須度が高く、恐らく売り上げに最も貢献しているアイテムなだけに、大きな波紋を広げています。公式を初め各所の掲示板等でも、「ユーザー無視」、一時的な売り上げ増加のための身勝手な行動」など、猛反発が起きています。
ただ、Benderは今回の販売終了は、無影風の時ほどは驚きませんでした。運営側の視点に立ってある程度考えてみれば、2年前に1480円で帰化を売り出した時と現在では、状況が少なからず変わったからです。
まず、ガマは営利団体である以上、ガマが巨商を運営する目的は利益を上げることです。鯖安定化への努力やユーザーへのサポート等は、あくまでも利益を最大化するために、それらのコストが新規プレーヤー獲得や既存プレーヤーのゲーム離れを食い止めることによって増加する売り上げを下回る場合のみ行われます。プレーヤーとしては、ガマは自分達が快適に巨商をプレーさせるためだけに存在するものと思いたい気もしますが、この現実的な大前提は認めなければなりません。
では、商品を売って利益を最大化するためにはどうすればいいでしょうか?ガマはIM品の市場を独占しているので(IM品を現金で買うにはIMを使うしかないため)、値段を高く設定すれば一個当たりの利益は上がる反面、売り上げ数は減りますし、逆に値段を安く設定すれば、当然売り上げ数は増加し一個当たりの利益は下がります。そのため、売り手はこの二つの要素のバランスを最適化する価格(この場合生産コストがないため、値段×売り上げ数を最大化する価格)で商品を売りに出すことになります。ガマは2年前、この最適な価格が1480円だと考え、以降この価格で帰化を売り続けてきました。
しかし、度重なるアップデートにより、2年前と現在では帰化の価値が大分違うようになってしまいました。クエによる主の戦闘/信用レベル上げは、少林寺やシャオリンの実装によって帰化一回当たりの経験値獲得量が格段に増加しました。また、主のレベル上げの必要性も、少林寺やシャオリンへのレベル制限、練成の実装による装備レベルの上昇等により、増加しました。報酬目的のクエも、任務の増加によって戦闘任務の討伐数が減らされ、帰化によって軍靴や飛虎の兜等のそれなりに価値のあるアイテムを手に入れることが容易になりました。2次武将の実装、武将枠の増加等によって、転業のために帰化を使用するメリットも増えましたし、霊獣雇用にも国籍を合わせるために帰化が必要になりました・・・。
これらのことを考えると、帰化の価値はここ2年間でかなり上昇したものと思われます。同時に巨商のプレー人口も増えたでしょうから、帰化の需要は確実に増加したはずです。そのため、2年前は最適だった(厳密にはガマが最適だと考えた)1480円という帰化の価格は、利益を最大化させる価格ではなくなってしまいました。つまり、IMでの販売価格を上げれば、需要の増加により売り上げ数の減少にある程度歯止めがかかるので、利益を増加させることが出来るのです。
ただし、いきなり帰化を値上げすると、プレーヤーから苦情が殺到することは目に見えています。そのため、今回の販売終了は将来福袋やセット販売等で帰化を再販することを見越した、苦肉の策だったような気がします。これでも苦情は多数寄せられているようですが、「来週から帰化を2000円に値上げします」という発表より、暗に「将来帰化袋や帰化セットを販売します」ということを匂わせた発表の方が、まだ反発は少ないのではないでしょうか。特に福袋にすれば、帰化が出る可能性を公表しないことによってプレーヤーはいくら値上げされたのかを知り得ないので、利益的にはガマに好都合でしょう。
さて、ここまでは「帰化」というアイテムそのものに注目した、ミクロ経済学的(?)な考え方です。しかし、今回の帰化の販売終了と、それに伴うであろう将来の間接的な帰化の値上げは、経営学的にもガマにとっては利益を最大化する上で利に適った行動だと言わざるを得ません。
2年前、IM販売開始とほぼ同時期に帰化というアイテムが誕生した頃は、ガマにとっての最重要課題はいかに巨商というゲームの寿命を延ばすかにありました。短期的な売り上げを犠牲にしても、ゲームの寿命が延びればプレーヤー数も増加し、IMの消費量も増え、長期的には利益に繋がるからです。1480円という帰化の値段は、そういった事情も考慮した上でつけられたものと思われます。
しかし、全ての商品いずれは売れなくなるように、オンラインゲームの寿命にも限界はあります。毎年PCの性能やネット環境は向上し、それらを活かしたグラフィックやサウンドを取り入れた新しいネットゲームが次々と誕生します。また、プレーヤーを巨商に飽きさせないためのアイディアもいずれは底を突きます。極端な話、今日から1年間巨商が続く確立は、1ヶ月前に同じ確立を考えた時よりも低いのです。
そのため、2年前は帰化の価格設定の重要な要素だったゲーム寿命への配慮は、現在では当時と比べると重要度が低下しています。人間が若い時に将来を考えて貯金し、老後には金遣いが荒くなるように(?)、帰化の販売終了はガマからすれば当然の行為なのかも知れません。
以上、帰化の販売終了の意図に関する考察でした。もちろん、これは全て推測なので、実際は全く違った考えがあるのかも知れません。そうは思いたくないですが、いずれは帰化が別の形で売り出される、という推理自体が間違っているかも知れませんし(^^;)。まあ、将来どうなるにせよ、プレーヤーにとっては腹の立つ今回の販売終了ですが、ガマも利益を上げなければいけない事情があることを考えると、やむを得ないような気もします・・・。
これで超長期的な目標だった霊獣雇用と主の<奇跡>装備は完全に白紙ですね・・・。
