手足の事を「肢」と言い、胴体とは区別しています。腕は「上肢」、足は「下肢」と言います。それぞれの働きを実際にふれながら実感してみましょう。
 
 
①上肢
肩甲骨と鎖骨が肩の骨を構成し、体の上肢を形成しています。
 
 
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右手の平(手掌しゅしょう)側
 
 
 
 
鎖骨 さこつ
肩甲骨上部から首の前までの少し太めでゴツゴツした感触の骨です。これを「鎖骨」と言います。
 
 
肩甲骨 けんこうこつ
肩関節から少し内側に触れると、幅のあるしっかりした骨がある事がわかります。これを「肩甲骨」と言います。
 
 
肩関節 かたかんせつ
肩はグルグルと回ります。これが「肩関節」です。
 
 
上腕 じょうわん
肘から、かなりしっかりした長い骨が肩まで続いています。この部分を「上腕」と呼び、「上腕骨」があります。
 
 
前腕 ぜんわん
⚫︎橈骨 とうこつ
手首から肘までの部分を握るか、少し強めにさすっていくと、しっかりした長い骨があり、側の骨を「橈骨」と言います。
 
⚫︎尺骨 しゃっこつ 
橈骨と対になった小指側の骨を「尺骨」と言います。
 
 
 
 
指先から手首までを「手」と言います。
 
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⚫︎手根骨 しゅこんこつ
手の甲をさすっていると、手首に近いところに小さな不ぞろいのゴロゴロとした感触がします。4個ずつ2列に並んだ形の不ぞろいな骨を「手根骨」と言い、8個からなる関節です。
 
⚫︎中手骨 ちゅうしゅこつ
手根骨から指の付け根にかけて、細くて少し長い骨があります。それぞれの指の付け根部分まで5個あります。これを「中手骨」と言います。
 
⚫︎指骨 しこつ
中手骨から先、指関節を折ると、親指は2ヵ所でまがり、骨が2個(末節骨、基節骨)あるのがわかります。他の指は3ヵ所で曲がり、骨は3個(指先から、末節骨、中節骨、基節骨)です。この指の骨を「指骨」と言って、片手で14個あります。