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 という本を読んだ。
 図書館で借りた本です。図書館は近くて、私は「我が書棚」みたいに利用しています。

 この本はツァー・コンダクター(添乗員)をしていた大庭かな子さんの著作。
 添乗員はC.A(客室乗務員)についで女性の憧れの職業。
 CAは飛行機の中が職場です。
 決定的な違いは、給料。
 ツアー・コンは殆どが派遣社員。
 C.Aは行き先に到着したら行動は原則フリー。
 なのに対して、ツァー・コンは到着してからが仕事。


 どちらが楽かということはないが、この本では、ツァー・コンの苦労話が満載。
僕はツァーコン付きの旅行はしたことはないけど、現地でのガイドのお世話になったことはある。
そして分かるのは両者ともサーヒス業だけど、日本人が如何にサービス精神が旺盛で優秀かだ!
 そんな経験をしたことはまだないという方は、是非海外旅行を体験されることを勧める。
 ツァーコンという仕事は心身を使う重労働だと思った。
 究極のサービス業だと。

 この本の目次のいくつかを紹介します。
 「ここ、何ていうところですか?」
 呆れるね。どこの国に来ているのか知らない客の話。
 「帰ってきた酔っ払い」
  観光旅行中くらい、お酒は控えめにして欲しいものだ。
 泥酔すると犯罪者にされる国もある。
 そんな客の面倒を見るのは大変中の大変!
 [成田でさようなら」
   新婚旅行中のカップルはよく夫婦喧嘩をするそう。
 その仲裁もすることがあるし、別れ話しのまとめ役なんかもある。

 その他、身障者のいるツァー、盗難事件、浮気を目的にしたしツァー客の対応などなど。
究極的に困るのが、旅行中に事故に遭ったり、病気になる客。
そして、亡くなってしまった場合。
 私なら、おっぽり出してしまうかも。「こんな安い給料ではやってられない」って。
 ところが日本人魂ののツァーコンだ。
 いかなる事態でも冷静に世話をする。外国人ではあり得ないこと。


 大庭かな子さんの結びの言葉です。
 成田で、「ありがとう。大変世話になりました。お陰で安心して楽しい旅行ができました」と握手を求められるとき、この仕事をしていてよかったと思うのですね。