ご存知の方も多いと思いますが、タクシーには営業区域が定められています。

 私の場合「東京23区および武蔵野三鷹地区」での営業が認められているので、乗車地または降車地のどちらかがこの区域内でなくてはいけません。

 という前置きをして、、きのうはラッキーなことがありました。

 深夜の4時過ぎ、池袋東口付近を流していると路地からフラッと現れた30歳前後の男性、「カードで大丈夫ですか?」というので(この時間にこの質問が来た場合はたいてい遠距離)、明るい笑顔で「はい、大丈夫です」。

 ということで、めでたくお客さんゲット。行き先は、、「浦和」でした。 「どちらからまいりましょうか」とたずねると「17号まっすぐ」というのでひたすら17号を走り、戸田橋を越えて浦和へ、料金8000円ほど。

 で、ラッキーだったのはそのあとです。 ぜんじゅつした「営業区域」の問題で、「営業区域外」の場所からは「営業区域内」までのお客様しか乗せることができません。ですから、たいていの場合、遠距離の営業の帰りは空車で帰って来ざるを得ない場合が多いんです。ところが、、 

 浦和でお客様をおろして1分も走らないところで手を挙げている男性が。「東京のタクシーなんですが、どちらまでですか?」とたずねると、「戸田橋をわたったところまで」。そう、ギリギリ東京都(北区)です。 で、お乗りいただいて料金2000円ぐらい。おいしい仕事になりました。


 タクシー乗務員にも「守秘義務」があるので、こういうところでは書けないお話しもいろいろありますが、たまにはこんな仕事の話もしてみたいと思います。興味ない人にはつまらないかな。。。