記憶の片隅に、
洗濯物のかごの中に入って、はしゃいでいる弟がいる。
親父にげんこつされた弟がいる。
お風呂の中で、いたずらしたのに、泣かなかった弟がいる。
私が親におもちゃを買ってもらったのに、僕はいらないよ、と我慢している弟がいる。
ファミコンを取り合って、年甲斐もなく私が負けると、「もう一回もう一回、今のなしね」といった私に、白い目でみる弟がいる。
大げんかして、力で弟に負かされた時、こいつも一人前なんだと思った。
いつまでも、ちっこいままで、兄の思いのままの弟ではなく、知らない間に大人になっていた。
私がいつまでも、弟にした数々の悪さを悔やんでいても、笑って過去を水に流そうと、言う弟。
弟が、世帯を持って、守るべき家族ができた。
私にも、守るべき家族がいる。
それぞれが血を分かち合いながらも、独立した男として、家族というものを持つ。
そのけじめ、節目。
結婚おめでとう!
兄貴より。
上の留袖は、妻が嫁ぐ時に、義母が作ってくれました。
初めて目にするので、きれーい!と思ってシャッター。
「源氏物語絵巻」という名がついていたので、紫式部かなあ?
※ちょっと元気になってきたので、コメント欄開きますね。


