とうとう本格的な冬がやって来ましたね。

昨日、一昨日と雪が降り、平地でも今年初の積雪がありました。

今シーズンは一体どのくらい積もるのか・・・。

数年前のような豪雪は出来る事ならやめていただきたいです。

 

さて、また勉強会のメモが溜まってきております!(ヤバし!!)

今回は馬のトレーニングのお話しの紹介です。

馬のトレーニングと犬のトレーニング、動物種が違うだけでやってる事や理論は同じ。

行動分析学は『行動』をする動物全てに当てはまる。

なので、馬など哺乳類だけでなく、インコなどの鳥類、蛇などの爬虫類、金魚などの魚類、カブトムシなどの昆虫、と行動ができる生き物全てに当てはめる事ができます拍手爆  笑

馬だから関係ないや。では全然ないんですよね~

 

馬のトレーニングの過去

馬のトレーニングも、昔は犬と同じで「上下関係」や「服従させる」といったものが横行し、ムチを使い罰を与えて人の言う事をきかせるトレーニングが主流だった。
と、今回のゲストスピーカーのアレクサンドラは言った。
アレクサンドラも最初、トレーニングの世界に入った時は、そういう嫌悪刺激や罰を使うトレーニングしか知らなかったので、そういうものだと思っていたそう。
まさに私もそうである。犬の世界に入った当初は、犬には誰がリーダーか叩き込み、言う事を聞かなければ罰(リードショックなどの体罰)を使い、コマンドに絶対服従。人の言う事を聞いて当たり前。言う事聞かない犬はダメ犬!とすら思ってた。
可哀想と思いながらも、そういうモノだと思い込んでいたので、罰を使い続けたんだよね。
 
けれど、行動分析学に出会い、動物福祉に出会い、それに基づいたトレーニングに出会ってから、そんな思いは吹き飛んだ。
勉強すればするほど、犬は全く悪くなく・・・それよりも犬の意思や権利を剥奪してまで築く関係とはなんじゃ?
大切な家族・相棒・友達ではないのか??
人間相手ではしないのに、何故「種が違う」「犬だから」と、支配や服従させる・罰によって付き従わせるという事がまかり通るのか?
と、考えるようになった。
アレクサンドラも同じように途中からクリッカートレーニングに出会い、そういう疑問が湧いてきたそう。
 
きっと、この疑問を自分で抱え、考えるようにならないと、勉強しよう!という思考には至らないのかもしれない。
気づくきっかけがあった私は、とても幸せ者である。
そしてこの歳になり、学生時代より真面目にいっぱい勉強する羽目になっている笑
 
ただ、残念な事に、未だに動物を支配下に置きたがる人は少なくない。
日本では海外よりもっと遅れている。
昭和初期に入って来た手法が未だに信仰されており、ネットでも本でも「リーダーになろう!」という主旨のものが沢山ある。
そして、動物は人の支配下(管理とは別)に置かなければならないという洗脳が解けずにいる。。(つらっ)
その代表格が馬や犬だ。
 

クリッカートレーニングの良さ

アレクサンドラも出会った「クリッカートレーニング」。
私も使うこのトレーニングの良さは、犬にも人にも楽しい事である。
クリッカートレーニングは正の強化であり、シェイピングを主とする(フリーシェイピングは✕)。
動物の良い所を見つけ強化し、動物に分かりやすく伝えるためのプランニングをする。
前回の記事にも書いたが、より犬に正解行動を出しやすくしてもらうための環境設定やプロンプトなどを駆使する為に、人が脳みそと技術を磨く必要があるのだ。
 
私はクリッカートレーニングやABA(応用行動分析学)に出会い、真の意味での「飼い主が変わらなければ犬は変わらない」という言葉の意味を理解した気がする。
強制時代の「リーダーになれ!」「犬に舐められるな!」「犬を甘やかすな!」といった、よく分からない思想のものとは全く違うのである。
 
小さなステップを沢山作り、正解行動を上手く引き出してあげると、犬はどんどん上達する。
その過程を見るのは凄く楽しい。
もし、エラーが起きた時にも、「何故エラーが起きたのか?どうしたら正解行動が出やすくなるかな?」と考える事も楽しくなってくるのだ!
理論を理解していきながら、自分で思いついた解決策が上手く機能した時の嬉しさは半端ない。
そしてその時の犬自身も、心なしか嬉しそう(に見える)なのだ。
 

馬のトレーニングは安全第一

馬は大型の動物なので、本来は人より力がある。
後ろ脚のキック力は、一発で人を即死に追いやる程の威力があるし、歯も草食動物を侮るなかれ。人の腕をへし折るほどの力は備えている。
その為、まだ人に慣れていない馬とのトレーニングや、新しい馬同士を対面させる場合などには、必ずフェンス越しなどの安全対策が必須。
これも勿論犬にも適用される。特に攻撃的な犬や、臆病な犬たち、センシティブな犬たちとのトレーニングでは、柵や距離間が物凄く大事になってくる。
馬などの大型動物や、攻撃的な犬の場合、対策を講じる人も少なくはないかもしれない。
が、臆病な犬に関しては何故か人はいきなり撫でまわしたりしやすい。
「安全第一」「安心感」といったものを確保するのは、人の為だけでなく、そういった行動や心境の動物自身にも必要な事である。
撫でまわす事が慣れに繋がる訳じゃないんだよね。
その前に、安心と安全が両者に確保されなければいけないんだ。よ。
 

メカニカルスキルはやっぱり大事

馬のトレーニングでも基礎にはメカニカルスキルのお話しが出てきました。
馬に対して、自分の立っている位置により、トリーツの出す位置がどこに出せばいいのか?
また、ターゲットスティックの持つ手とトリーツを出す手を立ち位置や態勢によってどう変えると自然な態勢でいられるか?
人と馬の距離感を保つためのトリーツの出し方、
高さ、左右の位置、出すスピードなどなど。
ルアーではなく、位置の調整によるコントロール。
状況の判断と、人のスキル向上。
それだけでも動物の負担は軽減されるんだよね。
 
クリッカートレーニングなどでもそうだけど、何か始める時には、先ずそのやり方と何故それをするか?の理論、それと動物抜きで人のみでの練習が大事!!
ここがしっかりやれるかどうかで、その後の動物と一緒にトレーニングする時の動物への負担が大きく変わってくるんだねぇ。
メカニカルスキル、ほんと大事。