③新しい算数研究 6月号
ただ、完全に自分用のブログ。
特集は「算数の「個別最適な学び」をいかに描くか」
今号もまた、個別最適な学びと協働的な学びから。その中で、個別最適に焦点が当たっています。
なるほどな、と思ったのは、成城学園の菊地先生の記事。
以下、引用。
「主体的・対話的で深い学び」に至るきっかけとなった「アクティブ・ラーニング」という言葉が流行した時、研究会では「アクティブ・ラーニングのために・・・」という言葉をよく耳にした。しかし、本来は「豊かな学びのためにアクティブ・ラーニングを」とならないければならないはずであった。目的と手段が逆になってはいけない。「個別最適な学び」においても同じことを考える。「個別最適な学びの実現」では、「孤独な学び」まっしぐらとなるだろう。「学びの自己調整を促すための個別学習」が求められるはずである。
まさにその通りだと思います。
一番に大切なことは、子どもにとって豊かな学びとなること。子どものための「アクティブ・ラーニング」であり、子どものための「個別最適な学び」にならなければなりません。
「授業を個別最適なものにするためにどうしようか・・・」になりすぎないように、よく考えないといけないなと思いました。
新潟大学付属新潟小学校の石塚先生は、自己選択について書かれていました。
学習スタイルの違いを意識した指示
・まずは自分で考えてみよう。友達と話したいときは、声を掛けてみよう。
・自分の考えをまとめながら、友達の声に耳を傾けてみよう。
練馬区大泉第二小学校の大橋先生は、子どもが自由に考え選択できる場について、以下のように書かれています。
選択できる場
問題の解決において、一人で解決するのか、友達と協働的に解決するのか(また何人で解決するのか)どのように解決するかを自由に考え選択する場。
お二人の考えの共通は、解決を子どもに委ねるということ。今までは、「自力解決は〇分です。だまって考えましょう。」だったのが、「話したい人は話していい。一人でやりたい人は一人でいい。」と、学びのスタイルを個に委ねるように変わってくると思いました。
以前、ある先生が「自力解決の時間は人格の形成に何の意味もない。」と言っていたのを思い出します。
確かに、黙って考えているけどわからない。何から手をつけていいのかわからない。早くこの時間が終わってほしい。そうしたら、先生か友達が正しい答えを言ってくれる。。。そんな状況の子がいるとしたら、一切その子のためにはなりません。
わからなかったら聞いてみよう。友達の考えに触れてみよう。いや、今日は自分だけで頑張ってみよう。と自分なりに自己決定して解決を目指すことが、今後求められているものなのでしょうか。
いやぁ、授業したい!!