今日、仕事帰りにハローズ邑久店へ晩飯の食材を買いに寄りました。
そこで、見つけたのが、山形の「さくらんぼ」のパックです。
あれぇ?けっこう粒が入っているのに、なんと398円!
安いなぁ…
よっしゃ!1パック買おう!
ということで、カゴに入れて、レジに進みました。
例のごとく、笑顔の素敵な前髪ぱっつん娘がいるレジで支払いを済ませました。
さて、家に帰って、若鶏のモモのバター焼きを料理して食べたあと、デザートに
このさくらんぼを1個食べました。
甘酸っぱくて、美味しいなぁ。
やはりアメリカンチェリーよりも数段に美味しかったぁ…
それではなぜ、さくらんぼを買ったのか?
それは、ボク自身が食べたかったのではなくて、両親の位牌がある仏壇に供えるためです。
それは今から4年前の6月3日のことでした。
ずっと西大寺の病院に入院していた父が、やっと退院して我が家に戻ってきました。
ちょうど、この日、山形県から「さくらんぼ」のゆうパックが届いたのです。
父は、さくらんぼが大好きでした。
病院で、あまり美味しいものを食べさせてもらえなかった父は、余計にそのさくらんぼを
美味しそうに次から次へと食べていったのです。
あまりに美味しそうに食べるのはいいのですが、お腹をこわしてはいけないと思い、
「お父さん、今日は、これでおしまい。明日また食べよぉ」と言って、
父から さくらんぼの箱を離しました。
父は、その箱を寂しそうに目で追っていましたが、老いては息子に従えとばかりに
黙っておりました。
さて、それから1か月後、父は再び入院生活へと戻り、その1か月後に意識がなくなりました。
そして、翌春、父は帰らぬ人となりました。
あのとき、父の大好物だった「さくらんぼ」を気の済むまで、なぜ食べさせてあげなかったんだろう…
いくら自問自答しても、今となっては、どうすることもできません。
毎年、さくらんぼの赤く熟する時期になると、このことが悔やまれてなりません。
さて、それはそうと、ボクの恋するサクランボは、いずこに…(笑)
SakuLoveの○○なちゃんのお目々、目尻が切れ長で、なんかサクランボみたいだぁ…