東北の震災から6年経ちました。
震災後、まだ瓦礫や建物の上に船が残る被災地の
仮設住宅の集会所や公民館で人形劇を観てくれたお友達も
中学生、高校生になっています。
大きくなったろうなあ。
1年前に再度同じ町で公演させていただいた時でも
まだ仮設住宅や仮設店舗で多くの方々が暮らしていらして、
復興と言っても、ほとんどのことは
元に戻すことができるはずもなく、
新たに作り上げていくしかないわけで、
時間がかかるものと実感させられました。
一方、復興はおろか、おそらく永遠に
帰ることもできなくなってしまった町もあります。
福島原発の事故で立ち入ることができなくなってしまった双葉町。
毎年こがねむしのウルトラPや人形劇を
双葉町の子どもたちも観てくれてました。
町の風景も記憶に残っているだけに、
今はそこに誰もいないという現実が、なんとも恐ろしく感じます。
双葉町の子どもたちは故郷に帰ることは、おそらく永遠にできません。
3.11の地震に因るものではあっても
津波の被害と原発事故の被害は全く別の話です。
震災後間もない頃から、経済のために原発の海外への売り込みを促進する
政府の方針には戦慄しました。
未だ核燃料が地下でどうなっているのか調査どころか
推測すらもできない現状で、廃炉の見通しも立っていません。
廃炉作業の過程でミスやトラブルなどが起きれば、また突然放射性物質が
爆発的に放出されるかもしれないわけです。
原発の中心企業のはずの東芝が経営危機に瀕していたりもします。
今後一体どうなるのでしょう。
自分には何もできないと無力感にとらわれていても仕方ないので
地道に自分のするべきことを続けていくしかありません。
私の場合は子どもたちに楽しんでもらえる作品を作っていくだけです。
震災をきっかけに被災地の支援活動に尽力されている方々、
現地で被災されて頑張っている方々、
素晴らしい人たちと出会うことができました。
昨年、私があることで窮地に陥ち入った時、
精神的にもその方たちが助けてくれました。
まさか被災者の方達に逆に助けて頂くことになろうとは・・。
今、人形劇の仕事を続けていられるのもその方達のおかげなのです。
感謝感謝の日々です。
被災された方たち、子どもたちに、たとえ小さなことでも
たくさんの幸せなことが日々訪れることを願います。
こがねむし小林
(岩手の大船渡市での公演では、みんなでミツバチのブンブンを作って
音楽に合わせて飛ばしました。)











