1、問題について話し合うのはよくない

 

たとえば両親の仲がうまくいっていないのに、

二人がそのことをきちんと話し合っているのを見たことがない。
誰かが問題を持ち出すと、食卓には気まずい雰囲気がたちこめる。

ある人は話をそらし、ある人はテレビに夢中のふりをし、ある人はそそくさと席を立ってしまう。

 

2、 感情を素直に出すのはよくない

あなたが無邪気にはしゃぐと「こんなときだから静かに」とたしなめられる。

甘えようとする「今は○○なんだから」とはねつけられてしまう。
つらい気持ちをぶちまけると、「がまんしなさい」と怒られたり、

親がもう片方の親を「あなたのせいでこの子が…」と責め立てる結果になり、

誰もあなたの気持ちに注意を払ってくれない。

 

3、 相手を信頼してもいいことはない

「お母さん、こっちに来て」「お父さん、聞いて」といったちょっとした頼みごとが、

いつも「忙しいから」と後回しにされる。約束をしても、裏切られてばかり。
両親も相手への期待をはっきり口にせず、皮肉を言ったり、怒鳴ったり、

不機嫌に黙り込むことで言うことをきかせようとする。

あるいはあなたをだしに使う。誰かにしてほしいことを言うと、

それがかなえられる、という信頼関係が家庭の中にない。

 

4、 自分を大切にするのはよくない

「私は○○したいの!」と自分の立場を主張すると、

「他の人のことも考えなさい」

「うちは今、それどころじゃないのわかるでしょう」と叱られる。
自分勝手な子、わがままな子と言われないためには、

自分のことはさておいてつねに周囲の状況をうかがい、

困っている人はいないかと気を遣わなければならない。

 

 

5、 リラックスしてはいけない
親に認められるためには、もっともっと努力をし、決して間違わず、完璧でなければならない。
「それぐらい、できなくたってどうってことはない」とか

「間違ったってかまわない」とは、

誰も決して言ってくれないので、リラックスして気を抜くひまはない。

 


 こうした〈ルール〉は、親に飲酒の問題があったり、

父親が仕事第一で家庭は二の次だったり、両親の間にいさかいが絶えなかったりなど、

家庭が家庭として機能しにくい場合にしばしば家族を支配します。

実際に、依存症者の妻には、親も依存症だったという人が少なくないのです。

 

この〈ルール〉のもとで育った子どもは、

ありのままの自分を愛するのが苦手になってしまいます。

だから「自分のため」ではなく「誰かのため」に一生懸命やることで、

自分の存在を認めてもらいたいと思う。これが共依存の背景なのです。

あなたの今の暮らしも同じルールが支配していませんか?
あなたの子どもにこのルールを伝えていませんか?