原曲:The Grimoire of Marisa「魔法使いの憂鬱」

Arrange:D.watt
Vocal:イザベル・岩杉夏(ディリバレー・ダイバーズ)
Lyrics:七条レタス



生きてるようにすら見えていた お人形たちも両目を閉じて
みんなお行儀よく座って ほら眠ったまま

「フラリと旅に出ることくらい、あってもおかしく」
ないでしょう?って言うんだろ それはわかるよ
予感とか非科学的で言いたくないけど
なんて言ってボヤいてる魔法のカタマリ

よく気づく子は損な役回り
やがて来る痛み ちょっと先取りして

誰か一人が欠けている時 見慣れた顔を見なくなった時
ちょっと不安になるようなさ それだけのことさ
明日もここで会いましょうとかそんな約束はしちゃいないけど
行き先一つ言わないまま 愛想のないあいつ
今どこにいるの?

留守宅に忍び込むのは泥棒の仕事
今更ってさ 突っ込んじゃう少し寒い部屋
味気ないくらい相変わらずよく片付いた
もうこの場所には誰も住まないみたいな

痛いくらいに静かな部屋なのに
聴こえたように感じた 誰か いなくなる音

小綺麗過ぎて好きになれない 都会派なあいつの馴染みの店
オープンテラスの特等席 空いたままのテーブル
ここにそこにあそこにどこまで 町中探して走ってみても
ゴールラインも見えないまま 息だけ上がってく

少女はやがてお互いの 綺麗な目の中に
みんな違う未来を映すと いつか気づいてく

あの娘の旅は別れで始まる
どんな子もやがて迎える普通のこと

言葉一つない挨拶なんて私はとても理解できないし
取り残されたような景色 独りきりになる
ここでいつまでも一緒だとかそんな約束はしちゃいないけど
行き先一つ言わないまま愛想のないあいつ

生きてるようにすら見えていた お人形たちも両目を閉じて
みんなお行儀よく座って ほら眠ったまま
ここでいつまでも一緒だとかそんな約束はしちゃいないけど
行き先一つ言わないまま愛想のないあいつ
今どこにいるの?