PreSonus社のハードウェア
チャンネルストリップ『AD700』あたりを
モデリングしたStudioOneアドオン(専用のプラグイン)
VT-1が地味に発売されて久しいですが
これ相当いいです!!←イキナリ結論(笑)

というのもそもそもDAWで高音質なStudioOneに
原音忠実にデジタルレコーディングするのも良いのですが
それだと分離が良すぎてさっぱりした印象に
なりがちです。
まあもちろん原音忠実というのが原則では
あると思うのですが過去の作品で味わいの
ある音を演出してきたテープコンプレションや
ヒスノイズ、チューブサーチュレーション等
『ノイズ』になってしまうような要素が
音楽的に入っていることで厚みや深みを
醸し出していることは言うまでもないでしょう

そんな私もプラグインをインサートする
基準としてその機材が持つ(出す)ノイズの
種類だったりします

無色透明なものはよほどの事が無い限り
使いません、つまりUreiの1176だったり
ファエチャイルドだったり、さらに言えば
レキシコン480だったりのモデリングされた
プラグインはほとんどその当時の回線ノイズを
再現しています。

時としてそれは邪魔になったりもしますが
味わいとしても捉える事も出来ます
あまりにも『サー』が効きすぎて
『オイオイ』ということもありますが
そんなノイズもうまく使えばトラックの
楽曲の演出になります

過去に他のDAWでラインインプットから
音は入れずにゲインを上げてヒスノイズを
トラックに録音したりしてたこともあります

ちょっと横道それましたがVT-1にはそんな
味わいがあります、ただ前述の『ノイズ』では
ありません若干の歪み(倍音)がさりげなく
付いたりコンプレッサー(FETタイプ)の
柔らかい感じ、そして特筆すべきな点は
EQのかかり具合が高級アナログ機器の
伸びをいうかヌケが得られます
多少オーバーEQでも破綻しません

ソースはどんなものでもいけそうです
私は歌やアコギ、ストリングスなんかに
よく使います。
プリアンプのゲインを上げて
ドライブさせるのもアリだと思います




プリアンプを抜いた『RC500』も
『VT-1』とは違ったキャラクターで
各チャンネルにインサートするの良いでしょう

この地味ですがDAWベース制作の昨今
実は最大限の『隠し味』になると思います





これに近い方向性のStudioOne実装のプラグイン
『Fat Channel』もパラメーター少ないですが
中域に特徴のあるキャラクターが好印象です




StudioOneのブラウザー内のクラウド
→PreSonusショップから買えます
RC500 VT-1のバンドルで1万程度なので
是非試してみてはいかがでしょうか?


【プチ情報】



純正なのでリダクションメーターが機能する
という!!