蝶々殺人事件、見てきました。
こんな舞台↓
原作 横溝正史 「蝶々殺人事件」
- 【出演】大口兼悟 /
根本正勝 樋口智恵子 水石亜飛夢 /
別紙慶一 松野高志 鳶野恭平 前島謙一 平井浩基 /
岡 幸二郎
ずっと舞台で見たかった大口兼悟、今まであまり外れたことがないミステリ作品ということで
かなり期待していったのですが、
実際とっても面白かったので、感想を書きます。
公演は終了していますが、物語のネタバレ的な内容を含みますので
嫌な方は読まないでください。
ちなみに私の席は2列目ドセンター(訳:全体像はかなり見辛い)、原作は読んでません。
私が観劇したのがだいぶ終わりの方で、皆様が上げてくださる感想ツイートなどを
先に目にして、物語の最初は集中して気合い入れて見よう、と決めていたので
岡さんがブログで仰っていたような、最初の15分で置いていかれたらその後復活は難しい、
という状況にはならなかったのですが、
確かに最初数分、大口さんの台詞は、
こちらはそうでもなかったんだけど、本人が大変そうだった・・・・・!
殺害された原さくらが大阪と東京、どちらで殺されたのか、
犯行時刻に原さくらと一緒にいたのは誰だったのか、などがメインの謎になるため
聞き逃すと話の流れが一切分からなくなるのですが
大口さんが数回噛むので
真剣に聞いててもおや?と思う瞬間がしばしばありました
しかもキーパーソンの女性2名が“さくら”と“さがら”という似たような名前だった為でちょっと噛むだけで
え?今兼悟さんが言ったのどっちだった?ってなってしまうことも・・・・・。
でも私の感覚として、これは間違っているのかもしれないけど、
大口さんに対してはなにも思わなかったです。
だってあの台詞量でしょ、あのくらいあっても仕方ないよ・・・・・・。
で、そんな物語冒頭を通り過ぎると、あとは流れの早いミステリ舞台に戻ります。
とにかく話が面白い。次が、結果が気になる。
キャストさんの印象は、どの人も狂気じみている。
松野くん、三日月以外で演技を見るのは初めてだったのですが
小野君の中にいる、
舞台上では見えないはずの原さくらという人物のデカさ、というか
小野君の中の原さくらが占める割合のデカさ、
自分の中だけで持ってきた原さくらを引っ張り出す瞬間の苦しさがよく伝わってきて
そりゃ、岡さんや根本さんに比べたら演技の拙さは隠しきれないですが、凄く良かったです。
あんなに息苦しそうに話すんだな、と思いました
小野君自体の幼さ、人間がまだできてない感じも、よく伝わりました。
水石ほよよちゃんと2人、キャスティングされた時どちらも大丈夫かなと心配してたのですが
あとむちゃんも、幼くて情けない感じの役どころで、ぴったりだったと思いました
樋口さんは、初めて見た方だったのですが、
声優さんもやっている方なんですね。
あの独特の話し方と、男の人ばかりの中でメリハリをつけるあの声、素敵だなと思っていたので納得しました。
ただ、先生と入れ替わったり、男装したりするところは、先生の焦りや心情などは何となく伝わりましたが、
私が原作を呼んでいないという点と、ただの私の知識不足、集中力切れで話に少し置いて行かれたなどの原因で、ちょっと難しく、理解が出来なかったです。。
ただ、今回は原作を読んでいなかったから、最後の最後まで犯人は誰なんだろう?という
(うっすら、キャスティングなどで感づいてはいましたが^^;)
ドキドキ感が得られたんだと思います。
あと、べっちんはブログにも書いてありましたが、確かに最初、どこにいるのか分からなかったですw
それほど役に馴染んでいたからだと思うので、良いことなんだと思います。
あとは黒海ピロシで見過ぎているから眉毛が太くなかったからかもしれないという説も ←
根本さんはねー!
もうねー!かっこいいですね!!!
なんの心配もなく見ていられるのと、歌劇団員でないのに下手したら一番狂気じみているところ、
特に最後の土屋のアリバイを解いた瞬間!
あのかっこ良さは身震いものでしたね!
この公演で一番好きなシーンでした。
あの人と岡さんがいてのこの公演だったと思うので
最後のカーテンコールの時は特別に拍手したかったです。笑
好きなシーンは謎解きのシーンですが、
今でも浮かんでくる映像は、ラスト、すべてが分かった後の土屋の背中。
土屋の犯行の理由を述べるシーンは、原作にはないのかな?
青酸カリを飲んで死んでしまった以上、分かることではないけれど、
岡さんのブログで読んだ、あのフリンジカーテンは、土屋の頭の中だというのを聞いて、
無性に悲しくなりました。
見えそうで見えない、分かるようでわからない。
あの悲しさを秘めた私は凄く土屋が好きです。
犯罪者なんだけどね^^; 何の関係もない若い青年を殺すとか、許されることじゃないんだけどね^^;;
本当に、あともう一回は見たかった。
心地よい疲れというのがぴったりで、ほんとに真剣に聞くと疲れるんだけど、
あの世界観に、また浸りたかったです。