残念そうに肩をすくめて笑む月。今度は辺りをきょろきょろと気にし出した。

「どうした?」

「えっとね。クラスメイトと約束してるの。そろそろ来ると思うんだけど…」

「こんなところでか?もっと目立つ所にいた方がいいだろ」

「あ…うん。そうなんだけどね…//

 もじもじと落ち着きのなさにユウは首を傾げる。

 こっそり待ち合わせ…は、他の奴に見られたくないように見える。

「まぁ別にいいが。それより…」

「あっ、きた!」

 そろそろヨウのところへ戻ろうと思った時だ。

 月と同じデザインの男物の制服を着た学生が、こっちへ下りてくるところだった。

「クラスメイトって男か」

 内気そうに見える月だから、てっきり女友達だと思い込んでいた。

 それならこそこそする必要もないのだから、男って線も考えるべきだった。

(…っつかちょっと待て…。なんか…)

 似てる。

 向かってくる相手を凝視する。

ストレートで後ろに括られた髪。雰囲気も少しなんてものではなく、かなり。

気のせいでなければ、自分と似ている。

「ユウたん紹介するね^^クラスメイトの碧ユウくんユウたんと同じ名前で最初吃驚しちゃった!」

 それはこっちの台詞だ。

「月、クラスメイトって説明は少し違うだろ?」

 喋り方まで似ていることに、傍でユウは目をぱちくりさせた。

「ぇえ?!クラスメイトでいいじゃん//;」

「恥ずかしがり屋は治らないみたいだな。ずっとそれで通してるのか?」

「だってー…//;;」

 2人がどういう関係かは様子を見ていれば分かる。もちろんにぶちんのユウにもだ。

 そして、ふぅ…と溜息ひとつ。

「…んじゃ、あとは2人でのんびりやれよ」

「え!ユウたんも一緒に行こうよ!」

「邪魔はしたくねーから遠慮する」

「邪魔なんかじゃないよ、ね?へきゅ^^」

 へきゅ?と眉を寄せると、

「ああ、こっちのユウたんのことはへきゅってみんな呼んでるの♪」

 確かに、呼び方は違っていた方が紛らわしくなくて有り難い。

「俺はどっちでもいいけど、早くしないと時間切れになるぞ」

 掛けている青淵眼鏡を軽くクィっと上げながら、へきゅは冷静にケータイを眺めてそう言った。

「大変!早く行こ?」

「あ゛っ、おい!」

 右側にへきゅ、もう片側にユウ。半ば強引に2人の腕を引っ張る月に開いた口が少しばかり塞がらず、しぶしぶついていく形になった。


続く。



一言:テレビはずーっと地震のニュースで埋め尽くされてます。

   そんな中、家を破壊した木が撤去されました!

   窓も既に綺麗になってますよヽ(´ε`)b

   心配してくれたみんな、ありがとう!

   そしてぴぐでぃーも頑張ってます。色々変更しながらですがorz。

   詳細は常に【夢茶屋。 】へ!


   あと、読んでいて誤字等ありましたらお知らせ下さると助かります。