☆11月20日☆




帰る仕度を済ませ向かえたSHR。


LHRの時間、担任が


担任「俺、帰りのHR用事があって出れないので…」


と言っていたので、副坦の斉藤先生が来るのを期待していたが


今日は先生いないみたい…


誰が来るんだろう?菊河先生??


しかし、いくら待っても誰も来なかった。




痺れを切らして、学級委員の男子Mが聞きに行くと


廊下で、林業科担任井上先生と鉢合わせ。


男子M「今、井上先生が走って職員室へ確認に行った」


らしいが、遅すぎる><;




どうなってるんだろう…


と思いつつ、私は優雅に漫画読み←




男子「帰ろ帰ろ」


先生を待たずに動き出した後席男子に便乗し


机を下げ、各々教室を出て下校←




息を切らして、井上先生が教室に来た頃には


半分以上の生徒はいなかったし、掃除が始まっていたw




あれ?こんな光景以前も体験した事ある様な…


私は教室内をグルリと見渡した───






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇






あれは確か、中学3年生の時。




滅多に入る事のないD時間割は、週末決まって担任不在。


その事を副坦はいつも忘れて教室に来ないから、皆勝手に帰っていた。


思い出し慌てて教室に来た先生は唖然としていたけど


直ぐに、笑顔に戻る。




私は、その先生の笑顔が


大好きだった。






でも、先生は既婚者。


大切な家族の事を話している幸せそうな先生も好きだから


想いは伝えれなかった───






私「先生、書いて下さい!」


告白しない変わりに、勇気を振り絞って><


卒業アルバムのコメントを先生に書いてもらおうと差し出した。


今年度、先生が卒業アルバムに書くコメントの第1号。




中3副坦「担任の次は副坦だよな~」


中3副坦「∑って、もう一杯書いてある!?」


いつも何かと笑わせてくれる先生w




中3副坦「んー何書こう」「迷っちゃうなぁ」


とペンを回し、私の顔をじぃっと見る先生。


わぁ/////


俯き、視線を逸らす私。




中3副坦「よし!」


ようやくペンを走らせた先生が、書いてくれた言葉は


Keep your smile !


これから先も君の笑顔を絶やす事なく───




俯いた私に送られた、最高のメッセージだった。






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇






先生、あのね。




あれから3年。


先生は隣町に転勤しちゃったけど


私は、多くの人と笑顔を交わせる様になったよ。




それは、先生のあの言葉があったから───


先生、ありがとう…






*ブログランキングに参加しています↓応援クリックよろしくお願いします*


にほんブログ村 恋愛ブログ 教師と生徒の恋愛へ
にほんブログ村