バスに揺れられること数十分。




目的地に到着すると、颯爽とバスを下りた友達Fは


私を措いて、他クラスの友達の所へ。


その後の行動は、敷地内で自由だった。






ひとりになった私は、少し歩く事に。




清々しい空気に、足取りも軽くなり


前に進む連れ一面に広がる大自然に圧倒した。


わぁ、私の意見発表作文みたい!


…写真、撮ればよかったorz






その後は、特にする事もないので


屋根付きベンチに腰掛けた。




男子は元気に、山へと続く階段を全力で上り


滑り台で下りるを繰り返していた←


無駄に元気だなぁ^^;




私は持参してきた本を鞄から取り出し


読書に没頭した。






昼食は、一部の男子が準備を手伝い


各々鉄板を囲み、学校支給の焼肉が振る舞われた。




座席は自由。


どのグループにも入る事の出来ない私。




斉藤先生は先生方で固まるっているから


私が側に行く訳にもいかず、ひとりでオロオロしていると


女子「秋月さん、こっちおいで^^」


クラスの女子が、私を入れてくれた。




こんなに優しい一面もある女子を、いつも友達Fは忌み嫌う。


私はそんなに嫌いじゃないんだけどな…






午後から、更に暑さが増した様に感じたが


私は、先ほどいた屋根付きベンチで読書に励んだ←




斉藤先生が自販機で飲み物を買って


額や頬を冷やしていた。


その姿、きゅんとする///






先生はそのまま、釣り堀方面へ。




そこには友達Fグループに


友達Kがいつも一緒にいるグループもいた。


いつの間にか、顔見知り程度に仲の良い2つのグループ。


切っ掛けは私であり、友達Kである事は確かなのに


そのグループに入らない私。




先生が釣り堀を覗き込み、皆と笑い合う。


その姿を見て、息が出来ない程苦しくなる。


そこには、私がもう2度と会いたくなかったあの人がいる。




笑ってる。


そう、あの時 も私を見下し笑っていた。


小学校の時同じ班だったあの人──






先生の白いジャージが目に付く。




今日に限って


小学校の先生の様な格好の斉藤先生が


2度と会いたくなかったあの人が


忘れたい過去を呼び戻す。






帰りのバスに乗る頃には、皆疲れきっていた。




斉藤先生「いやぁ、俺、寝ちゃったよ(苦笑)」


先生の寝顔、見たかったな…


とか思いながらも、私だけ気分は最悪。




学校に着き、SHRが終了すると


無我夢中で自転車を走らせ、即帰った。






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