私は、勇気を振り絞り


回りにいる人を振り払うかに様に


シャベルを持ち、先生に近づいた。


先生の隣へ。




私が側に来た事を確認した先生は


場所の説明を始めた。


安永先生「秋月はぁ、105・106」


私「うん。…で、場所は?」


精一杯、平然を装った口調を心掛けて話していたが


内心はドキドキしっ放しだった。


ここ、先生近すぎる/////




安永先生「場所はぁ…」


先生、あのね。


安永先生「ここ。」


先生が指を差した地図に目を落とす。




安永先生「秋月、コスモスの所分かるよな?」


あ、先生。


私が課題研究・草花班って事覚えてくれていたんだ…


私「うん」


安永先生「で、その辺~」


どの辺だろう??




理解出来た様な、出来なかった様な…


不安でいっぱいな表情をしていると


安永先生「とりあえず、行ったら分かるから行ってみて」


先生もこれ以上、分かりやすくは教えれないみたいw




木下先生に土を入れる袋を貰い


順番待ちしている友達Fに


私「「行ってみて」だってぇ~」


嬉しくてにやけた顔を隠しながら報告。




一人温室を出て、外へ。


Σうわっ、外めっちゃ寒い><


安永先生に指定された場所へ向った。






ここの辺りかな?


それらしい場所に着いた私は


持っていたシャベルで穴を掘り、土を袋に入れ始めた。


と、その時ビックリ


私以外の女子が


仲良く安永先生と移動していた


先生への道のりは、まだ遠い気がした…






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