作業内容は、豆の笠紐整頓。


やり方について先生に聞こうとしたが


木下先生「男子のやり方見ながら、やっておいて」


そう私達に告げると、去って行ってしまった木下先生。




男子のやり方を見よう見真似でやってみたが


何度やっても


私「縛り方、解んないよぉ」


理解出来なかったorz




縛るのが駄目なら、笠畳みしようかな…


私は、少し離れた場所で笠を畳始めた。


気が付いた時には、自然と流れ作業になっていた。




手が空くと、笠をかぶり


友達Fを呼んでは


私「見て見て、クラゲクラゲ!」


友達F「……」


呆れる友達Fを余所に、無邪気に遊ぶ私←


安永先生が来たら、今のもう1度やって見せたいな。


そんな勇気どこにある?






作業にも大分馴れ始めた頃、安永先生が様子を見に来た。


その途端に大人しくなる私orz




それに比べ友達Fは


友達F「先生!もっとちゃんと縛ってよむかっ


安永先生「Σわ、解ったよ。ちゃんと縛ればいいんだろっ」


先生と思いっきり会話が弾んでいた。




もやもやした気持ちが、私の内部を支配する。


友達Fは安永先生を好きなんじゃないか?


と疑うぐらいに、不安で押し潰されそうになった。




安永先生「畳み係ぃ、宜しくな」


先生から笠を受け取り


みんなの輪から外れてひとり畳む私。


…まるで、影の様で寂しかった。






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