電動アシスト付き自転車(以下、電アシ)を作る。
目的は自転車OKの登山道走行のためだ。
八ヶ岳や南アルプスそのパターンが多い。
電アシなんて市販車があるでしょ?と思う方も多いハズ。
でも市販車じゃダメだ。全然パワーが足りない。
一般的な電アシの出力はほとんどが250W(瞬間最大でも400W)程度しかない。
これでは山は登れない。
山登りをしている男性なら瞬間的には700W程度の仕事は生める。
10㎞/hまではこの2倍のアシストができるので合わせてモータは1400W出力して良いのだ。
しかし一般的な電アシは瞬間最大でも400W程度。
そしてこれは仕事量。つまり回転運動となって初めて発生するもの。
登山道のような荒れた急斜面では踏んでも回転が上がらない。
回転が上がらなければ仕事も生じない、だからアシストも限定的となるマイナスの連鎖が続き結局加速しない。
一般的な電アシで登山道を登るのは相当キツイ。
だから自分で作ることにした・・・
使うモータは750W。最大出力は1,500W。
一瞬でも500W発生させれば1000Wのアシストが入る。
それだけあると速度が出る。
速度が出ると次のひと踏みが楽になり余裕で500Wで踏み1000W出力。
次はさらに楽になって・・・を繰り返すプラスの連鎖に入れる。
10㎞近くまで到達する頃には250W程度で踏めばアシストが500W入って楽な巡行になる。
↑つまり市販車ではこの領域まで達するほど足で踏めない。
「どんなに強くペダリングしても車体が動かないと次のペダリングができない」
伝わるかなぁ、、、この辛さ。
それでは製作していく。
電動バイク同等のフレーム自作でも良いが、ペダルやチェーンステーなどを製作することを考えるとベースの自転車を購入した方が早いので自転車を1台買ってしまおう。
どうせ改造しまくるので安いやつで十分だけど条件が1つある。
それは「スチール系のフレームであること」だ。
OLDは175まで広げる必要があり、バッテリの留め点、ディスクブレーキ化など考えるとアルミやカーボンでは弾性域が足りず溶接上の課題もある。
そのためスチール系が都合が良い。
ネットで適当に買った安い自転車。
こいつをベースに改造していく。
つづく