Pleaseは誰でも知っているだろう。

日本語なら、「お願いします」、「よろしくお願い致します」辺りだろうか。

 

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 

ところが、日本人の大半は、このPleaseが大変大事な表現だとは気づいてないのではないだろうか。

又、そうだと分かっても、それほど大事だということを直ぐに忘れてしまう。

何を隠そう、筆者もしょっちゅう忘れている様な気がする。

 

気軽な表現であるにも拘らず、それが人を動かすことに直結しているという事に気付いていないからではなかろうか。

英語が母国語の方々は、何も毎回かしこまって「よろしくお願い致します」と言っている訳ではあるまい。

ところが、「よろしく」などと気軽に言って、下手をすると上から目線だという誤解を受ける訳でもない。

 

 

日本語だと、どうもかしこまり過ぎてしまう。

要するに、そのかしこまった「お願いします」、「よろしくお願い致します」という丁寧な意味合いが、こんなに気軽な言いまわしで伝わる魔法の言葉なのだ。

 

例を挙げてみよう。

 

マクドナルドの店頭で:

Big Mac.

Big Mac, please.

(最近はパネルでオーダーすることが多いので、この状況設定はもうあまりないかもしれない。)

 

ドアを開けたいけれど両手がカバンなどふさがっていて使えない場合:

Open the door.

Open the door, please.

 

レストランで食事をしていて塩が欲しくなった時:

Can you pass the salt?

Can you pass the salt, please?

 

 

英語を習ったことのある方なら、このレベルの英語は誰でも分かると思う。

Pleaseを語尾に付け加える丈で、その丁寧度が格段に上がるのだ。

逆に、Pleaseを付けていない場合には、どれだけ失礼な感じになってしまうかも、よく分かる。

 

その言いまわしや効果が同レベル感の言葉は、西欧の他の言語には存在する。

 

イタリア語

per favore ペルファヴォ―レ

 

スペイン語

por favor ポルファヴォール

 

ドイツ語

bitte ビッテ

 

フランス語

s'il vou plai スィルヴプレ

 

Pleaseは言った方がいい。

 

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