新型コロナウィルスの影響で、お持ち帰りが増えていることは間違いあるまい。

店内で食事が出来ないのであれば、弁当にして持って帰って貰おうと、外食産業の方々も、その命運をかけて必死の努力をしておられる。

 

 

無論、マクドナルドやKFCの様に、元々お持ち帰りが当たり前だったところは、その底力を発揮している。

また、宅配ピザ屋等、採用人員数が増加しているところもある様だ。

 

このお持ち帰りをテイクアウトと言う。

日本で定着して来た英語の表現であろう。

 

 

しかし、これは実は英語ではなく、米語である。

やはり日本では、米語に軍配が上がるのである。

 

英語では、テイクアウェイと言う。

takeawayだ。

 

以前にも書いたと思うが、英語と米語の違いははなはだしく、それは何とも興味深い。

takeoutは、なにやら店の中から持って出て行く感じがする。

takeawayは、店から持って行ってしまう感じがする。

 

 

そう言えば、アメリカでは出て来る料理の量が多いので、食べ残した分をお持ち帰りにして包んでもらう事がよくあった様に記憶している。

又、アメリカの方がイギリスに来て、ついつい調子に乗ってオーダーし過ぎて、あるいはまさかそんなに多く出て来るとは思いもよらず、同じ様なことになってしまった場合、臆面もなくお持ち帰りにして包んでもらう様にお願いしていた様に記憶している。

それこそtakeoutではないか。

 

日本で元々お持ち帰りが当たり前だった店として認識しているのは、アメリカ系、あるいはアメリカ式の簡易レストランが多いのではないだろうか。

イギリスのフィッシュアンドチップスもお持ち帰りが多いが、到底日本で定着しているファーストフードではあるまい。

(このファーストフードなのかファストフードなのかについてもいずれ書こうか。)

こういった既成事実に基づいたとしても、テイクアウトと言う言い方が日本で定着するのは、至極自然な感じがする。

 

英語・米語をしゃべるのに、取り敢えず英米からの外来語化してカタカナになっている日本語を駆使するという手がある。

発音はそのままでは通じないが、それらをそれらしく発音する練習をしてみてはどうだろう。

 

アメリカの店で、テイクアウト・プリーズ、Takeout please 「お持ち帰りでお願いします。」

これは通じる。

 

イギリスの店で、テイクアウェイ・プリーズ、Takeaway please、これもついでに覚えておくといい。

アメリカではまず通じないと思うが。

 

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