パスタと言うのは便利なもので、数限りない種類のレシピがある。

しかも大概は簡単至極なので、ランチに向いている。

 

最近はそれほどでもないのだが、ランチにはパスタをよく作った。

その一つで、ツナ缶とアンチョビが常備されていれば、いつでも作れるパスタを書いておこうと思う。

 

 

用意するもの(二人分)

フズィリが一番合うが、なければ、マカロニなどの短いパスタ

(スパゲッティなどの長いパスタは合わない)

一人当たり80g~100g

ツナ缶一缶~二缶

玉ねぎのみじん切り(玉ねぎ小の半分程度)

アンチョビ一切れ~二切れ

白ワイン少々

オリーブオイル

コショウ(粗びきが合う)

 

 

鍋にオリーブオイルをしく。

玉ねぎのみじん切りを、弱火ととろ火の間ぐらいでじっくりと炒めておく。

 

 

ここを決して軽んじてはならない。

そして、まずここから開始すると、他の準備をしているうちに綺麗に炒められる。

時々見て、軽く混ぜて焦げないようにする。

玉ねぎの量は、少なすぎても問題はないが、多すぎると玉ねぎのパスタかとでも言いたくなるので、注意することだ。

 

アンチョビを細かく切っておく。

玉ねぎが炒められて来たら、そこに入れて、炒め続ける。

 

アンチョビは、塩漬けの場合、塩を洗い落として使った方がいい。

そのままだと塩辛すぎる。

油漬けの場合は、そのまま使えばいい。

 

筆者は、油漬けを買うようにしている。

 

 

そこにツナ缶のツナを入れるのだが、ほとんどほぐさないようにする。

ほぐすと、おいしさが半減する。

 

 

調理用の木製スプーンを使って、フワリフワリと軽く、かつゆっくり混ぜる。

よく混ぜないと、などとは決して思わないことだ。

 

 

ツナにまずまず火が通った感じがしたら、火を中火と弱火の間ぐらいにしてやや強くし、白ワインを少々かける。

白ワインのアルコールが蒸発した感じがしたら出来上がり。

匂いをかいでまだツンとする様なら、まだ出来ていないのだ。

 

白ワインを入れると酸味が加わるので、お好みで省いても構わない。

筆者も、その時の気分で省くことがある。

 

ここに、茹でたパスタを入れて混ぜ合わせるのだ。

この時、よく混ぜあわせることが大事なのだが、ツナを決してほぐさないことだ。

ゆるりゆるりと木製スプーンを回すことだ。

 

 

とにかくコツは、ツナをほぐさないことだ。

ほぐれてしまうと、せっかくのパスタなのに、見た目にも犬か猫のエサの様になってしまうし、おいしさは半減する。

 

アンチョビの方は、油に溶けた感じになってしまっても構わない。

調味料として使っている丈だからだ。

 

黒コショウを挽いてふりかけて頂く。

 

 

本当は、この最後の時点でイタリアパセリを刻んでかけるのが本格的だ。

彩りもきれいになるし、いっそうおいしくなる。

 

しかし、イタリアパセリをわざわざ買いに行くことは少ないし、保存もきかないので常備するのも難しい。

従って、筆者は、この最後の過程を省いて作ることが多い。

それでも十分おいしいのである。

 

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