ちょっと一言書いておきたくなった。
筆者は、飛行機のクラスは比較的どうでもよく、宿泊にこだわるタイプである。
従い、普段滅多にビジネスクラスに乗ることはなく、ファーストクラスは論外である。
と言うか、正直、ファーストクラスに乗れる身分ではない。
ファーストクラスに乗る方々は、少数派で、ほとんどいないだろう。
飛行は、どの道疲れる。
勿論、旅先で楽しまないと何のために旅をしているのか分からなくなるので、疲れていないゾ、と強がるわけだが、実際には疲れている。
疲れて目的地に到着して宿泊先がしみったれていると、どうしようもない。
だから、宿泊先にはこだわる。
さて、今日こうして書いているのは、その理屈を正当化するためではない。
今回乗ったビジネスクラスの食事に驚いたからである。
国際線でロンドンから東京にJALで飛んだ訳だが、その食事には驚いた。
20年前は無論、10年前でもこんな料理は考えられなかったのである。
実は否、否、数年前でもこんなことにはなっていなかったという記憶である。
何ということであろう。
前菜あり。
主食あり。
この調子で地上で食べたら、お食事代はお幾らになるのでしょうか、ってなもんだ。
確かに、ビジネスクラスのエアーチケット自体、エコノミーの3倍~4倍する。
(ファーストクラスは、小生の知る限り8倍~10倍以上)
だから当たり前だ、と思うかも知れない。
実際問題、ビジネスで搭乗しておられる周りの方々は、いかにも当たり前の様に食事を進めておられた。
しかし、実はそうではないのではないか。
お金の問題ではない、という意味である。
なぜなら、上空でのお食事のサービスは、地上より技術的にはるかに難しい筈だからだ。
それでもここまでのクオリティーを保てる様になったということは、凄いことではなかろうか。
我々、ただ単に、猿が進化しただけとは思えない。
2017年発行の雑誌によると、今のビジネスクラスは、かつてのファーストクラスを凌駕したそうな。
だいたい、この鉄の塊が空を飛ぶだけでもすごいのに、空の上に高級レストランまで作ってしまった。
一言注意書きが必要かもしれない。
こんな特別サービスは、国際線で遠距離飛行の場合に限ると思う。