餃子。
日本人になじみのあるこの食べ物、一体全体、どこからどういう風になって、我々の口に入ることになったのだろう。
つい、こういう風に思いを馳せてしまう。
それは、ポーランドやロシアにも似たような食べ物があるということを知ってからだ。
ポーランド餃子はピエロギと言い、ロシア餃子はペリメニと言う。
ピエロギは比較的簡単に手に入るので、時々食する。
今回、ポーランドはクラコフに旅行して、手作りを食する機会も得た。
ゆでて食べると理解しているが、中華料理で食べる蒸し餃子に似ているような食感だ。
皮が分厚いところも似ている。
ロシアのぺリメニは、まだ食べたことがない。
ここまで来ると、他にも餃子を食べる国があるのではないかと推測し始めるではないか。
調べてみると、ウクライナにもヴァレーヌィクという餃子型の食べ物がある。
グルジアではヒンカリ。
モンゴルではボーズ。
他にも色々あることが分かった。
トルコにもあって、マンティと言うそうな。
よくよく考えてみれば、イタリアでは、差し詰めラビオリだろうか。
ドイツにも、マウルタッシェンというのがある。
どうやら皆さんこぞって、皮で包むのがお好きなようだ。
ワンタンも、イタリアにそっくりな食べ物がある。
トルテッリーニと言って、スープに入れて食べる。
まるで全く、ワンタンスープみたいだ。
違うのは、生地に卵が入っていることや、チーズをかけて食べる点であろうか。
引用:
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tortelliniinbrodo.jpg
さて、トルコやロシアで西洋と言うのは少し語弊があるのだが、西洋餃子もやはり、麺の様に中国から始まったのだろうか。
日本の餃子は、間違いなく中国から来ている。
普及したのは第二次大戦後と言うから、かなり新しい食べ物のひとつだ。