兎に角世の中、先進国、特に都会では、何でもかんでも目まぐるしくなってしまった。

何でも便利で迅速なことが求められているし、そうでなければ排斥される感じがする。

 

 

昨日、久しぶりに田舎の街にドライブで出かけたら、住人の皆さんが「何とのんびりしていることか」、と戸惑ってしまうことだらけだった。

だいたいにおいて、言う事と実際にすることのズレが楽しくなるほどある。

しかも、それでちゃんと社会は成り立っているのである。

 

「住んでいる世界が違うとここまで考え方や行動が異なってくる」という事は認識してはいたが、久しぶりだったので、改めて驚いた。

田舎の街の考え方や行動を軸にすると、都会のバタバタバタバタした生活の方がおかしい。


数ある出来事の中で、ひとつだけ書いてみよう。

 

都会から80kmほど離れた田舎街だったが、朝になって宿泊先の駐車場で、前輪のタイヤがぺったんこになっていることに気が付いた。

 


タイヤに異常があったら知らせてくれる機能付で、異常のサインが出ていたが、見た目何にもなかったので、そのまま走っていた。
早速サービスを呼び、スペアタイヤに一旦交換してもらったところ、釘がきれいに刺さっていたことが分かった。

 

スペアタイヤで走れる距離やスピードは限られている。

たまたま時間もあったので、タイヤ交換がその場で出来るチェーン店に直行した。

幸い、直ぐ近くにあった。

 

ここまでの出来事は、都会と変わらない。

店に入って、状況を説明した。

 

店員:「今手一杯なので、1時間したらまた来てください。その時点から1時間ほどで終わります。」

つまり2時間かかるというのだ。

電話番号を伝えるなど、修理依頼の手続きをした後立ち去ろうとすると、こう来た。

店員:「では車のカギを置いて行ってください。」

筆者:「分かりました。」(ん?1時間後にもう一度来るのではなかったのか?ま、どうせ合計2時間かかるのだから同じか、アハハ...)

店員:「終わったら電話します。」

筆者:「では、あそこに見える大きなスーパーマーケットで、コーヒーでも飲んでます。カフェぐらいはありますよね?」

店員:「はい、あります。」

 

 

 

さておおよそ2時間後、(そろそろ出来ているかな、終わっていなくても後は店で待とう。)と思って店に行くと、とっくに出来ているではないか。

ニコニコして挨拶をしながら店内に入った。

 

筆者:「こんにちは。出来ましたか。」

店員:「はい、出来てますよ。」

筆者:(あれ?出来たら電話をしてくれることになっていた筈だけど、それについては何も言わないな。今終わったばかりにも見えないし... アハハ...)

店員:「締めて○〇〇になります。お支払いを。」

 

この観察は、実は日本ではないので、少し違和感があるかも知れない。

しかしそれもまた、「住んでいる世界が違うとここまで考え方や行動が異なってくる」に関係してくると思う。

 

さて、タイトルとどう関係するのだ、という事だが、前置きが長くなり過ぎたので、本題は続編にして書いてみようと思う。

言いたいのは、おいしく飲んで楽しむことが目的の紅茶、どうして急いで入れて、まずいのを飲むのだろう、という点である。

 

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