筆者は、実はソース焼きそばをあまり作らない。

その代わり、中華風焼きそばをよく作る。

 

 

かつて、中華街にはよく行ったものだ。

中華料理のレストランというより、中華食堂というのだろうか、店内が汚めで、実際に中国人のお客さんが多いところに入ることが多かった。

そういう食堂のメニューを見ると、「焼き豚」何とかや「海鮮」何とかがある訳だが、よくよく見ると、ベースが焼きそばかご飯で、上にのっかってるものは同じではないかという場合が多い。

 

それ以来、それを参考にして、「中華風焼きそば」、あるいは「中華丼」を、ひょうひょうと作るようになったのだ。

作るからには、一品かせいぜいみそ汁を付けて出来上がりにしたいので、野菜や蛋白源もたっぷり入れる。

 

なので、具材を揃えるのがやや面倒かもしれないが、揃えてしまえば、どうってことはない。

 

 

野菜を一口大より大きめに切る。なぜか、食べている最中に、少しかじる様になった方がおいしい。

 

 

チンゲン菜は、初め中華食堂の真似をしてそのまま、あるいは、縦に四つに割っていた。

その方が見た目もいいのだが、さすがにどうも食べにくいので、近年は普通に切る事にしている。

 

麺をゆでる場合には、同じお湯で野菜を湯通ししておく。そのままバリバリ感を味わいたい場合にはこの手順は省く。

固い順に炒めていく。

 

 

中華麺を用意して、大きなフライパンに広げて、焼きたいだけ焼く。

というのも、焼き続けると、かた焼きそばにもなるからだ。

 

 

柔らかいのが好みでも、少し焼けた感じになる迄炒めた方がおいしい。

これは、実は中華なべでするより、大きなフライパンでした方がやり易い。

コツは、麺をほとんど動かさず、弱火で炒めることだ。

両面を炒めるといった感じにでもなるだろうか。

 

肉は豚のバラ肉で、エビやイカも少し用意しようか。

生姜とニンニクの、みじん切りかすりおろしで焼く。

 

 

出来ればそれぞれを別々に炒めて合わせ、別途炒めた野菜も合わせて炒め続ける。

 

 

ここでゴチャゴチャ混ぜながら炒めると、何のために別々に炒めたのかが分からなくなるので、あまり混ぜない。

感触は、飽くまでそろりと「合わせる」である。

 

スープストックは、既定の割合で200~250cc用意しておく。

筆者は、スープストックを薄めで用意することが多いのだが、このレシピでは規定量にする。

 

 


片栗粉かコーンフラワーを大さじ2杯ぐらいかな、水に溶いておき、スープストックに入れてかき混ぜる。

 

まず焼けた麺を、お皿に盛る。

それからとろみの付いたスープストックをかけ、具材を具材別に並べてのせる。

 

残りのスープストックをかければ出来上がり。

スープストックは、最後にかけるだけでもいいと思う。

筆者は、白コショウが合うと思う。

 

 

ゆで卵を半分に切ってのせると、更にボリューム感も出るし、見た目もより良くなる。

これを、中華食堂の真似をしてご飯の上にのせると、「中華丼」になるという寸法である。

 

 

自分で作ると、ごまかしながら、「麺やご飯が見えないほど具材がのっている」という風に見せる必要は全然ない。

具材をたっぷり用意すれば、自ずと、麺やご飯が見えなくなるのだ。

 

湯麵(タンメン)風にすることも出来る。

 

 

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