学生時代から、ほとんどみんな手に着けるのは、カレーでしょう。

カレーライス。大昔は、ライスカレーとも言いました。

生卵をかけたり、ハイカラな洋食なので、デートの時にも、っていつの話や(笑)

 

 

カレーライスは、市販の好みのルーを選んで、ご飯を炊いて、箱の裏に書いてある通りに牛肉か豚肉か鶏肉を用意して、玉ねぎと人参とじゃが芋を用意して、30分ぐらい煮込んだら、はい出来上がり。

しかも、一回作ると、2~3日は食べれるということで、毎日毎日作らなくていい日がほんのちょっと続くというオマケ付き。

最後に、あ~、カレーライスにするにはカレーが少ないな、となったら、最後はネギを刻んでカレーうどんにするという手もありますしね。

これは、自炊する人が手を出さない訳が無いんじゃないかと思います。

 

最初は、もっとおいしいのがあるかな?って市販のルーを取っ替え引っ替えするでしょう。

そのうちに好みのルーが決まってきて、そればっかり作ることになっていくんでしょうけど、何となく飽きてくる。

で、もっとおいしくならないかな、っていう感じがしてきて、レベルを引き上げたくなるんですよね。

だからといって、スパイスから全部まともにインドカレーを作ります?

手軽にレベルを引き上げる方法は、実は色々あって、その時の気分で変えて行く事も出来ます。

要するに、工夫次第で何でもありの料理だと思います。

 

何れの場合も、ナイフとフォークを用意した方がいいです。

 

1)肉を大きいままにしておいて、切りながら食べる。特に鶏肉の時におすすめ。

2)じゃが芋は入れない、あるいは、皮つきなど大きめのを別にゆでて、カレーライスの上にのせて食べる。

3)人参を丸ごと入れて、ルーを足す直前に引き上げるか、そのままにしておいて、カレーライスの上にのっける感じにして食べる。

(直前に引き上げたのをカレーライスにのせると、見た目がよりきれいかもです。)

4)別途マドラスやガラムマサラなどのスパイスを用意し、更に、別途付け足し用のルーを用意する。

5)玉ねぎよりも、人参の量を多くする。

 

1)2)3)4)全部すると、別の食べ物か、と思うぐらい豪華になりますけれど、今回は、今日の気分で、3)と4)でやってみます。

 

まず、自分の食べたい食材を用意します。4人前

 

肉、出来れば500gぐらいは欲しいですね。

ポークカレーが食べたいので、豚肉を用意しました。

中でもおいしいのは三枚肉。

普通、三枚肉は脂身が多過ぎるので、脂身の少ないものを選んだ方がいいです。

脂身の苦手な方は、ロースやヒレなどでもいいと思いますが、肩肉は合わない様に思います。

ま、この辺りは、結局好みなのではないかと思います。

 

 

ブツッ、ブツッ、と、ちょっと大きいかなって思っても、思い切って切っていきます。

小生は、3㎝角ぐらい。それより大きい分には構わないって感じです。

小さいと、貧相なカレーになっちゃうと思うんです。

 

 

これをカレーを煮る鍋で炒めるわけですが、その際、ニンニクのみじん切りを入れます。

先にニンニクを入れると、ニンニクが焦げる確率が高くなるので、先にある程度豚肉を炒めてから入れます。

 

 

人参は、きれいな場合はたわしで洗ってそのままでいいのですが、この写真の様に汚過ぎるばあいは、皮をむきます。

肉が十分焼けたところに入れて一緒に炒めるか、そのまま後で、煮汁の中に放り込みます。

 

 

小さめの玉ねぎをみじん切りにして、カレーを煮る鍋とは別にじっくり炒めます。

玉ねぎのみじん切りがあめ色になったら、肉を炒めている鍋に合わせます。

 

 

 

そこに水を700cc、っていうのは、だいたいどのルーでも同じだと思いますが、裏箱に記載されている量よりやや多めの水を入れて、煮ます。

煮始めたら、まずお好みのスパイスを入れます。

小生は、激辛が好みではないのですが、激辛がお好みの方は、ここで好きなだけ唐辛子を加えるといいと思います。

カレーの辛さの基本は、唐辛子なので。

 

 

 

 

あくが出てきますので、ある程度すくい取った方がいいと思います。

 

 

 

未だに謎なんですが、書いてある通りの量で煮たら、煮終わる頃には水分が蒸発してしまって、かなり少なくなってると思うんですけど。

肉をおいしくしようとして、30分以上煮込むことだってあるでしょうし。
そうすると、ますます水分が蒸発するので、自然と水を足しませんか。

ところが水を入れ過ぎると、とろみのないべちゃべちゃしたカレーになったりしますしね。

 

水の量が多いのか少ないのかが確実に分かるのは、ルーを入れて、グツグツ煮るときですよね。

追加の粉のルーを常備しておくと、その辺りの調整と、味を更に良くするという一石二鳥になります。

いつも冷蔵庫に入れてあります。

 

 

筆者は、味を更に良くする方に目を向けるので、最初から水を多めにいれます。

既定のルーを入れた後、粉のルーを大さじ山盛り一杯、場合によっては二杯とか入れて、グツグツ煮ます。

 

 

 

 

人参は、ルーを入れる前に取り出して、カレーライスをお皿に盛った上にのせます。

ルーと一緒に煮てもいいんですけど、見た目もありますし、食べ方も自ずと変わるので、筆者は切り離します。

ルーを入れて煮えてくるまで時間がかからないので、大きいからだと思いますが、人参はそんなに冷めない筈です。

 

 

で、食べてみれば分かると思うんですけど、この微妙に「一緒くたになっていない感」が、カレーライスを、別次元の味にする、あるいは別のお食事の感じにさえなります。