シングルマザーの子育て奮闘記① | 「らぽーる」日誌

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離婚と親子の相談室「らぽーる」の日々を綴ります。

少し前の話しですが、三男の習い事のキャンプに引率したときのことです。
あるちょっとした事件が起こりました。

子どもたちは、みんな同じ部屋で寝泊まりし、同じものを食べています。
ある子どもが一人嘔吐をしました。一時間後また一人嘔吐。12時間後には、次々と嘔吐する子が出てきました。嘔吐するのは子どもばかり。本来の集団感染なら大人も嘔吐がでます。
長男が幼稚園年長からの習い事のため、この習い事歴が長い私は、なぜか嘔吐処理係。私は何も感染しなかったです。

この後に、父親が引率の子と、母親が引率の子とはっきりと明暗が分かれました。

嘔吐が発症した子は、みんな母親の引率の子ばかり。
嘔吐の出なかった子は父親が引率の子か、引率に両親どちらも来なかった子です。

ノロウィルス?胃腸炎?食中毒?感染する。感染したら大変。この後の行事が・仕事休めない。と様々な思いを巡らせてしまった母親の引率者。感染するまで考えなかった父親の引率者。

面白いですね。近くにいる親の意識の通りに、子どもは行動するというか、無意識に親の意識を吸って、その通りの結果になってしまうのです。今回小学校2年生と1年生で、まだまだ素直な時期なゆえに、直ぐに反応が出た子供たちです。

せっかくの楽しいキャンプも、嘔吐を発症した子の家族は大変なことになってしまいました。

近くにいる親の意識の通りに子どもは行動する。子どもは無意識に親の意識を吸って、その通りの結果をつくる。普段の生活でも起こりうることです。

親の意識一つで子どもをいかようにも、動かしてしまうことは、一人の親と気をつけて行きたいと思いました。一つの出来事を前向きにとらえるのも、悲観からとるのも、親の意識により育まれてしまうのです。

親という字は、木の上に立って見ると書きます。
私自身が、本当の親となるために、私の価値観・意識を入れていかないような子育てをしていきたと思います。子どもが自分で感じ、自分で判断できるような子育てをして行きたいと思いました。