数日ぶりに良いお天気で、今日はやっと晴れました。

やっぱり青空はよいものです。

 

 

 
 

 

 

それにしても暑い!

東京も今日は最高気温26℃だそうですが、聖地甲府はなんと31℃になるそうです。

まだ4月でしたよね?

暑さにまだ体が慣れていないと思うので、水分補給など暑さ対策しっかりして無理なくお過ごしいただきたいと思います。

 

 

産経新聞、話の肖像画は遂にこの話になりました。

 

あの記者会見に至るまでのマスコミとの攻防や、例の切り取られた発言のことはもちろんだけど、その後、事務所から独立したことで加速したバッシング、ジャニーズタレントによるテレビの席捲、そしてテレビ局等の忖度・・・

これらの事を踏み込んで話してくれていると思います。

決して過去の話ではありません。一芸能人の体験談で済む話でもなく、この話は今も続く、芸能界に蔓延る悪しき慣習に関わる話。長年、これを常態化させてきてしまったことが悔しくもあり残念でもあります。

 

呆れてしまいますが、今でもあの発言のせいで、テレビから干されたとか本気で思っている人がいるんですよ。

そういう人に限って、トシちゃんが正確に何と言ったかも分かってなかったりするのですが。

私はこの件については人権侵害だと思っているし、そんな単純な話ではないと思う。

そういうことを分からない人が残念なことに、まだまだたくさんいて、だからこそ、その後も多くの人が理不尽に苦しむことになったと思うのです。

 

 

正直、胸を抉られるような思いと悔しさがこみ上げてきます。

でも、トシちゃんの芸能生活を語るうえで、やはり欠かせない出来事だと思います。

この逆風の中で敢えて帆をはり、できることを賢明にコツコツと続けて、突き進んできたトシちゃんがいたからこそ、道が開けた・・そして今がある。

ファンにとっては辛い話です。でも、しっかりと向き合おう…そう思ってこのブログを書きます。

 

 

〝ビッグ発言〟大騒動の中、ジャニーズ退所 何らかの力か、スマスマ出演は話にもならず… 話の肖像画 歌手・田原俊彦<23> - 産経ニュース (sankei.com)

 

 

今も大して変わり映えしませんが、当時のマスコミは分かりやすく最低でした。

夜中にチャイム鳴らすとか、妊婦の奥様に殺到するとか。しかも「危ないからやめてください」と言うと、「外に出てくるお前が悪いんだろ」と言われたとか。これって、単なる嫌がらせですよね。

そんな奴らには生卵投げつけても、ロケット花火打ち込んでもいいです!

むしろ、私にやらせていただきたかったくらいです。

会見に至るまで、トシちゃんはどれだけ我慢したかと思います。犯罪者でもないのに。

赤ちゃんが産まれ、何かあったらいけないと、この異常な事態を抑えるためにのぞんだ記者会見があれです。

その中で発したバッシングに使えそうな一言を切り取り、都合よく編集し、繰り返し流し、それに対して四方八方から批判を浴びせる。

こんなことが、公の電波や週刊誌を使い、平然と行われていました。実に酷い話です。

 

家族を守りたい、平穏な生活を送りたい。

芸能人だって、そう願うのは当たり前です。

大人がやることか?と思いますが、芸NOリポーターの井上何某とか、嬉々としてバッシングしてましたよね?

最近になって、「我々が未熟だったんですよ~いや~彼は凄いと思いますよ」とヘラヘラしながら井上何某はこの件を語ってましたが、未熟だったで済む話ではありません。

 

私はこの会見の時はまだ海外にいて、当日の様子は後から知りましたが、このことを扱う報道の中での言われようはあまりに酷かったと記憶しています。今思い出しても吐きそうになるくらい。

 

その頃は、正直私はファンと言っていいのかどうか分からない感じでした。

日本に住んでいなかったということもあったと思うけど、こっちも自分の生活で精いっぱいでしたから。

それでも、トシちゃんのことを嫌いになったわけではない。

FCにも入ってないし、コンサートに行ったこともなかったけど、小学生の時から大学のころまでずっとトシちゃんのことは応援していたし、トシちゃんという人がどういう人なのかは何となく分かっていたつもりでした。

そんな私でも、辛くて許せなくて、そしてまるで集団ヒステリーのような反応に猛烈な違和感を覚えました。

 

会見全体を見ればトシちゃんは記者からの質問にとても丁寧に真摯に答えてます。

ここに至るまでのマスコミとの攻防を考えればトシちゃんの怒りはごもっとも。にもかかわらず、とてもちゃんと答えてくれているんですよ、トシちゃんは。いつもと変わらないトシちゃん節で。

 

それなのに、「僕くらいビックになると・・・」の一言に対し、

自分でビッグというとは何事か?

許せん?

傲慢だ?

勘違いも甚だしい?

なんでこんなに責められないといけないのだろう。

どう聞いても冗談でしかない言葉を切り取って、なんで大島渚とか、こんなに怒りまくってるわけ?

トシちゃんって、いつもあんな感じでしょ?・・・と。

 

つまり、言葉なんか何でも良かったんでしょう。

ある目的達成の為に使えそうであれば、何でも。

マスコミが一斉に同じ方向に舵を切るということは、そうするように「指示」があったということです。

事務所独立もあり、守られてないと分かれば遠慮なく叩くことができる。

トシちゃんは独立は関係ないと言ってるけど、結果としてバッシングの後押しになったのは間違いないと思いますし、

しかるべき人から何かしらあったのかもしれないし。

 

本来、こんなにバッシングされる必要などないはずなのに。

日本中から一斉に責め立てられるとは、どんなに辛かっただろう。

 

でも当時はまだ私たちがこうしてSNSで発信できる時代ではありませんでした。

一人ずつPCを持つようになる時代の前の話です。

今なら、全力で発信することができるけど、あの時はファンの方も戸惑い、苦しみ、翻弄されるしかなく、どうしたらいいのか分からなかったと思います。

 

 

また、事務所独立について、トシちゃんはこうおっしゃってます。

辞めさせてもらったのは、そのころから「もうそろそろだな」という気持ちが僕の中であったから。自分の人生、自分の足で歩いていくのも面白いんじゃないかと思った

 

今とあの頃とは状況が違う。

あの頃の事務所のトップはトシちゃんで、その前の世代はみんな独立していた。

その後からですよ、あの事務所に40 50でも所属し続けるようになったのは。

 

「ジャニーズ事務所は(これからスターになっていく)ティーンエイジャーの為の事務所であり、いつまでもお世話になってはいけないと思っていた……」

 

トシちゃんはこう言ってました。

実際、あの当時のあの事務所は、トシちゃんみたいに地位を確立した成熟したタレントのプロデュースにおいては、どうだったんだろう?

ずっとステージに立ち続けたいトシちゃんにとって、果たして最適だったのか?と思います。

ただ、テレビ出演という意味では、圧倒的に事務所にいた方がメリットがあったのは確か。

 

テレビも今の影響力と、当時とは雲泥の差。まだまだテレビが幅を利かせていた時代でしたから。

そのテレビの世界は、歌番組、ドラマ、バラエティはもちろんのこと、報道番組まで、かの事務所のタレントが席捲していきます。付け入るスキ間もないくらいに。しまいには歌番組などの司会まで。

それはもうえげつないくらい、ゾッとするような独占ぶり。

そうなると事務所所属タレントと共演させないという方針のテレビに、出る事なんて不可能になってしまう。

それこそ「忖度」です。

こういうことが問題視されないまま、独立=干されるのが当たり前という構図を作り上げてしまったことは返す返すも残念ですが、そんなことを言っても分かってくれる空気ではありませんでしたよね。

 

だからトシちゃんは深夜番組とか、BSとかCSとか、そういうところでしかなかなか見ることができなくて、そういう状態が長~く続くことになるわけです。数年どころの話ではありません。

一番脂がのった時期のトシちゃんを多くの人がテレビを通してみることができなくなりました。

実際はずっとLIVEを続けていたにもかかわらず、テレビに出てないと、仕事してないように思っている人もいますから。

 

そして、事務所の功労は全て別の人へと書き換えられ、存在すら「なかったこと」にされました。

この状態はつい最近まで続いてましたよね。

当時を振り返る歌番組でも、聖子ちゃんの後はトシちゃんが飛ばされマッチが流れ・・・みたいなことが当たり前に続いていました。

あれだけの功績が一切なかったことにされ、独立したらこうなるという見せしめとされたこと・・・ものすごく恨みました。

 

しかし、栄枯盛衰。

テレビの影響力はどんどん低下し、遂にあれだけの隆盛を誇ったあの事務所がああいうことになるのですから、世の中分からないものです。

 

今後、状況は変化していくかもしれません。

奪われた時間は取り戻すことができませんが、とにかくこういう理不尽の中でずっと耐えてきたトシちゃんにとって、良い状況になってくれることを望みます。

 

 

本日のタイトル、逆風張帆は、逆境に耐え、前に突き進もうと努力することで、道が開けるという禅の言葉です。

まさにこの時、そしてその後のトシちゃんの在り方を表している言葉だと思い、タイトルに選びました。

結婚、バッシング、そして事務所の独立、テレビ出演の現象・・・と芸能人としてはマイナス要素がタイミングとしては重なってしまったことも不運であったと思いますし、仕事の面だけで見ると、確かにトシちゃんはここから厳しい状況が続くことになります。

でもそんな中でも信念を貫き、やると決めたことは実際にやり続けていくのがトシちゃんの凄いところです。

 

逆風の中、大海原に漕ぎ出したトシちゃんでしたが、ここからエンターテイナー田原俊彦としてさらに魅力を増し、進化を遂げていくことになるのですね。