11月ももうすぐ終わりです。
信じがたいことに、気が付けば今年もあと1か月と少しになっている。
まだまだお天気が良い日は温かいくらいですが、鮮やかな黄色に色づいたイチョウの木や、そのイチョウの木の下に広がる黄色い絨毯や、真っ赤なモミジが、季節が確実に進んでいることを教えてくれます。こうしてみると、やっぱり秋なんですね・・・
さて、WOWOWで放送されたトシちゃんの今年のLIVE。
WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信中なので、すでに何度も見させていただいております。
この放送のアーカイブ配信を見るにはもちろんWOWOWの契約が必要なのですが、この番組はPPV(¥3000)もあるようですので、ご興味ある方はこちらをご覧ください。
イヤホンでライブを見ながら電車で通勤しているのですが、気を付けないとコールなど叫びたくなってしまって危ないです(笑)
しかし、見たい時にいつでもログインすればトシちゃんのLIVEを見ることができるのはありがたい。
もちろん配信期間中だけなのですが、この間はしっかりと利用させていただこうと思います。
今日も朝、このアーカイブ配信をイヤホンで聞いていたわけですが、顔ロマの時間が止まった時の大声援のところでボリューム最大にして聴いてみたのです。
昨年の顔ロマでは手が痛くなるくらい思い切り拍手しながら心の中で思い切り叫んでいました。でも、本当は叫びたくて叫びたくてとってももどかしかった。
声出し解禁となった今年、ここで思い切り叫べる幸せをかみしめながら叫んでいたあの大興奮を思い出しました。
キャーっていう黄色い甲高い声援に混ざって、低めのがオ~!!とか野太い声も入ってて、これがまたいいんです。ものすごくいい。
この声援の成分のダイバーシティから今のトシちゃんLIVEの実態が感じ取れます。
男性客 増殖!田原俊彦にみる「IP」は絆を生み出す共通項|金田有浩 -キンノジ- (note.com)
ずっと前にももしかしたら、こういう話、ブログで書いたことがあったかもしれませんが、この記事にもあるように近年トシちゃんのLIVEには本当に男性のお客様が増えましたね。
トシちゃんもMCで「昔は99.9%が女性のお客様だったけど、最近は男性が凄く増えてくれた」と何度も仰っていますよね。
男性陣、手を挙げてと促した会場もあったほど。
私がLIVEに行き始めたのは10年ほど前なのですが、あの当時もトシちゃんのLIVEって意外と男性のお客様、いるんだなあと漠然と思った覚えがありますが、今はその比ではないくらい増えていると感じます。
その傾向はここ5年くらい特に顕著になってきていて、右肩上がりでどんどん増えてます。
しかもトシちゃんのツアーTシャツを着てくれていたり、奥様に付き合ってではなく、積極的にトシちゃんを見に来たという方がとても増えているというのは、実際に目にして分かります。
その光景を見るたびに、とても嬉しくなってしまうのです。
照れ隠しで「男は好きじゃない」なんて言ってますが、実は一番トシちゃん本人がこの状況を喜んでいることは伝わってきますから。
同性から支持されるというのはアーティストにとって、ある意味とても重要なことです。
トシちゃんのような立場で芸能活動を始めた人にとって、この域まで達することができたというのはある意味凄いことで、大袈裟ではなく大きな山を越えたような感覚なのかもしれないとさえ思うのです。
しかもデビュー44年、還暦を超えた今になって、こういう状況を作り出せているのだからなおさら。
LIVE会場の集客やファンクラブの会員数が右肩上がりなのは、かつてのファンが子育てなどを終えて自分の時間を持てるようになり、再びトシちゃんを応援したいと思ってファンに復活するという人が多いことの他に、間違いなくこの男性ファン
が増えたということがあると思います。
どうして、トシちゃんのLIVEに足を運んでくださるようになったのか。本当は男性に実際にお話を聞ければ一番いいと思うのですが、女性である私からすれば想像することしかできません。なので、私が考えるに…という前提で書かせていただきます。
トシちゃんは、いわば男性アイドルの象徴だと思うのです。
その象徴的存在は年代によって変わってくるとは思うのですが、80年代の芸能界においては、トシちゃんの存在はやはり突出していたのではないでしょうか。
それはトシちゃんが時代を創った先駆者だからです。敢えて言わせていただきますが、これ、2番煎じではダメで、トップに行ったということが大事なのです。
時代を創ったということは一世を風靡したということもありますが、ただ人気があったということではありません。
トシちゃんの登場が一つの時代が幕明けであったことはあの時代を生きた人であれば分かることだと思います。
今年は旧ジャニーズ事務所から紅白の出演者がゼロなのだそうですが、それが44年ぶりであるというのが記事になっていました。44年前・・・つまり田原俊彦が登場した年です。
快進撃はそこから始まったのです。トシちゃんとはそういう存在なのです。
記事にもあるように昔は「男性は女性アイドルに、女性は男性アイドルに、」という時代。
今から思うとナンセンスなんですが、アイドルという存在意義自体が今とは異なっていたような気がします。
もっと低年齢、若年層が対象であり、短命であり、アーティストと一線を画するような、そういうものとして捉えられていた時代だったのかもしれません。
その概念が崩れたのは、まず女性側からで、聖子ちゃんが髪をショートカットにした頃から、女性が女性アイドルのファンであるということが、別におかしくないという時代になっていったように思います。
でも、男性が男性アイドルに・・というのは、女性側に比べたらはるかにハードルが高かったと思うのです。しかも、そのアイドルは象徴のような存在であるトシちゃんであれば尚更。
思えば、骨のある真っすぐな芯の強さなどトシちゃんが持っている特性はまさに強さや、男らしさに他なりません。
今ならそれが分かるという方も多いのでは。
家族を守る、お母さんを楽にしたい・・・その一心で履歴書を送ったが返事がないから自分で乗り込んだ。
こんなことをやってのけてしまう高校生がどれだけいるのだろう。自分の人生、自分で決断して切り開くという逞しさ。
覚悟が違うではありませんか。そして早くから歌って踊れるエンターテイナーになると決意。努力を重ね、還暦を超えた今、有限実行させているのです。
でも、当時、ニンジン娘を歌うトシちゃんからそれを感じ取れた人ってどれだけいるでしょうか。特に男性は。
普通は(たとえそれが見せかけであったとしても)分かりやすく目にできるものでしか判断できないものです。
その当時の楽曲しかり、衣装しかり・・・マッチとの棲み分けということもあったでしょうし、トシちゃんについては、男性に好かれる要素はあったとはあまり言えなかったのではと思います。
勝手に敵対視していた人も多かったのでは?
もし、当時トシちゃんの本質を感じ取れた男性がいたとしても、雰囲気的に堂々とトシちゃんファンなんだと言える人ってなかなかいなかったのかもしれませんね。
80年代後半、ドラマ教師びんびん物語の影響、抱きしめてTONIGHTの大ヒット、そして、トシちゃん自身が男性としてのカッコ良さを兼ね備えていったことなどから、少しずつ男性ファンも増えていったようですが、まだまだLIVE会場に男性の姿は圧倒的に少なく、当時からトシちゃんLIVEに行っていた男性によると、やはり肩身が狭かったそうです。
時が流れ・・・・
還暦を超えたトシちゃんのLIVEには、たくさんの男性のお客様の姿が見られるようになりました。
割合で言えば3割くらいかもしれませんが、今やトシちゃんLIVEにおいて、男性がいても特に目立つこともないです。
私が感じるに仙台や北関東の辺りはもっと割合は高く4割くらいかもしれません。
時代が変わったということはあるかもしれません。
男性とか女性とか関係なく見たいと思ったLIVEを見るという考えに変わってきたのかも。
でも、なぜ田原俊彦なのか。
トシちゃんが頑張ってる姿を目にしたり、耳にしたりして、応援したくなった・・・
トシちゃんの生きざま、ぶれない信念に共感した・・・
LIVEとなると行きづらかったのが、思い切って来てみた・・・
奥様の付き添いで見に来てみたら、思った以上に素晴らしかった・・・
LIVEに来てくださるようになった経緯は人それぞれだと思います。
トシちゃんのエンターテイナーとしての素晴らしさに気づいていた人は、見たいから見に来たということに他ならないのだと思うし、トシちゃんの生き様を感銘を受けた人はそのきざまが体現されているかのようなステージを見て感動を覚えたと思うし、最初は付き添いできたという方は、実際に目にしたステージに感動してまた来たいと思ってくれたと思います。
いずれにしろ、実際に魅せることでステージに来てもらえるようになっているということは、まさにトシちゃんが本物のエンターテイナーだからこそ成せることだと思うのです。これは何も男性に限ったことではないと思いますが。
お客さんの方も年齢重ね、いろいろな経験をしてきています。
いまだトシちゃんがこれだけ歌って踊るステージを魅せて続けてくれていることへの敬意や、決して順風満帆ではなかったここまでのトシちゃんのことを知れば知るほど、他人のせいにせず、淡々と自分が信じた道を歩み続け、ここまで自力で這い上がってきたカッコ良さへの共感など、若かったころには分からなかったことも今なら分かる、響くと感じさせるものがあるのでしょう。
そう思うと、伸びしろがトシちゃんんにはまだまだあると言えるのでは。
トシちゃんのLIVEはまだまだこれから男性が増えていくと思いますし、昭和歌謡やダンスに興味を持った若い世代にも見てほしいと思う。
そう胸を張って言えるのは、今の田原俊彦はいいステージを魅せているという現実があるからです。
この大前提があることが、トシちゃんの最大の武器であり強み。
まだまだ、ここからですよ!
このブログを読んでくださっている男性も結構いらっしゃると思うので、この件に関してコメントなど頂けたら嬉しいです。
男性から見たトシちゃんの素晴らしさをぜひ教えていただければと思います。
ではまた!